beacon

[プレミアリーグ チャンピオンシップ]広島ユース、「クラブが注目浴びる」トップチームとのアベックV!

このエントリーをはてなブックマークに追加

高円宮杯U-18サッカーリーグ2012 プレミアリーグチャンピオンシップ
[12.16 プレミアリーグチャンピオンシップ 東京Vユース1-4広島ユース 埼玉]

 サンフレッチェ広島ユース(広島)がJ1を制覇したトップチームとのアベック優勝を果たした。森山佳郎監督が「選手たちはアベック優勝だ、と盛り上がっていました」と振り返ったように、11月24日にトップチームが優勝を決めて以降、選手たちにとってトップチームとともに日本一になることは大きな目標だった。

 ユースチームの選手たちがトップチームのJ1制覇を知ったのはJユースカップ準々決勝へ向けた新幹線での移動中。興奮のあまり、車内で騒いでしまったと反省する選手たちだが、「自分たちも」というすぐに思いが高まった。MF平田惇主将(3年)は「凄いなと思った。これでユースも優勝したらアベック優勝でサンフレッチェ広島というクラブが注目を浴びますし、あとは自分たちユースが優勝すればアベック優勝がかなう。自分たちはこれから頑張っていかなければいけないと思った」。その目標をこの日、4発快勝で成し遂げた。

 彼らにとってトップチームは目標であり、憧れの存在だ。平田は「トップチームがすぐ上にあって、Jリーグで頂点に立つサッカーをやっている。自分たちもトップチームのサッカーを見ていて魅力を感じますし、自分たちも魅力的なサッカーをやりたいと思っている。魅力あるサッカーを貫き通してやるということを目指している」。現在、ユースチームからトップチームへの昇格内定が発表されているのはすでにJデビューを果たしているMF野津田岳人(3年)ただ一人。現在の3年生たちの多くはユースからトップ昇格という目標を果たすことができなかった。だが、トップチームのJ1制覇という記念イヤーにトップとのアベックVという歴史を刻んだ。ユースチーム、トップチームの栄光は来年以降も続くか。「2連覇をJリーグでも達成できるように、それに貢献できるように頑張っていきたい」と誓う野津田同様、ユースの現1、2年生たちも来季再びアベックVを狙う。

(取材・文 吉田太郎)

▼関連リンク
高円宮杯U-18サッカーリーグ2012 プレミアリーグ

TOP