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[Y☆voice245]興國FW金容輔「ミズノカップでちょっとは魅せられたけれど、もっと頑張りたい」

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 高校年代の注目選手にその時どきの課題や目標について聞く連載企画「Youth star voice」。第245回目は興國高(大阪)FW金容輔選手(3年)です。

 ライバル校の監督たちもそのポテンシャルの高さを注目する快足アタッカー。3月のミズノカップU-18IN香川では優勝に貢献し、大会MVPを獲得するなどドリブル、スピード、得点力で存在感放つFWの現在の目標とは?(取材日:3月31日)

―ミズノカップ決勝(3月31日、対九州国際大付)では鮮やかな同点ゴール
「それまでシュートが少なくて、あの場面は抜ききろうとしていたんですけど、抜ききらずに打ってみたら入りました。(難しいシュートを決めたが)自分としてはミートしようと思って打ちました」

―喜びが控えめだった
「嬉しいのは嬉しんですけど、まだまだ課題が残っている。それを高めながら成長していきたい。今はまだ抜き切ってから打とうと思ってやっているんですけど、抜き切らずに打ったり、もっと相手にとって怖いことをやらないといけないと思いました」

―決勝で対戦した九国大付の印象については
「ボールをちょっと離してしまったらすぐに取られてしまった。縦に放り込んで一発を狙おうとしてきて、速い選手もいたけれど、後ろがよく跳ね返してくれた」

―かなり速いが自信を持っている
「ハイ。ボクの特長はスピードと左足とドリブル。そこは自信を持っている」

―課題は
「技術のところが足りない。トラップとか、コントロールとかまだまだ自信を持てない。長所を伸ばしながら短所を補っていくこと」

―ケガを抱えながらのプレーだったが
「(満足のいくプレーをすることができず)モヤモヤがずっとありました。とりあえず何もできなかったけれど、最後に何かできた。ミズノカップでちょっとは魅せられたけれど、もっと頑張りたい。こんなもんじゃない。もっとチームに貢献したいです」

―実際にコンディションについては
「徐々に上がってきていると思うんですけど。もっと活躍できたらいい。自分でコンディションを高めることができれば。インターハイまでに万全な状態にしなければいけない」

―興國のサッカーを全国で見せたいのでは
「全国で見せたいというのがある。バルサのサッカーで魅せるところに惚れてきた。興國のサッカーを全国で見せられるように頑張ります」

―ミズノカップ優勝の感想を
「優勝できたことは嬉しいですけど、チームとしての課題はまだまだあるので、少しずつ修正しながら、少しずつ頑張っていきたいと思います」

―今年はどのような1年に
「選手権はもちろんですけど、プロを目指している。上に行かないとプロのスカウトとか見てくれないのでチームとしても上を狙いたいですし、個人としても上を狙っていきたい」

―どういうところを見てもらいたい
「サイドとかでの1対1とかスピードですね」

(取材・文 吉田太郎)
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連載:「Youth star voice」

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