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[MOM825]日章学園MF木橋春暁(3年)_得点力向上へ2戦3発

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[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[8.14 ミズノカップIN熊本モレリアステージ 日章学園2-1玉野光南 大津町総合運動公園多目的(奥)]

 決定力を課題としていたサイドアタッカーが試合を決める2発だ。日章学園のMF木橋春暁(3年)は0-1の後半14分に左サイドからつながれたパスを右サイドから右足で決めると、1-1の後半アディショナルタイムには左中間を抜け出し、寄せてきたDFを切り返しで外す。そしてGKとの1対1を右足で制して決勝ゴールを決めた。炎天下の中での連戦。「攣りながらでした」と苦笑したように足が攣り、体力はリミッターギリギリの状態だったが、ラストプレーで大仕事をしてのけた。

 中学時代から左サイド一筋。昨年は左SBのレギュラーだったサイドアタッカーは、縦への積極的なドリブルと中へ切れ込んでからのシュートが持ち味だ。ただ星稜(石川)に0-1で敗れた全国総体ではチャンスに絡んだが、「最後の精度が悪くてそれが負けにつながった」。総体終了後はシュート、ゴールへの意識を特に高めてトレーニングを行なってきた。それが成果として表れてこの日は2戦3発。決定力は個人、チームの課題であることを自覚しているだけに本人も「最後決めるところは成長できたと思う」と手応えを口にしていた。
 
「(昨年度の選手権で)鵬翔が優勝している。日頃の練習からもっと高めないといけない。インターハイ(初戦)で負けているので選手権へ向けて技術、精神面をもっと高めるようにやっていく」と木橋。昨年度の日本一もいる注目の宮崎県予選を勝ち抜くために、期待のサイドアタッカーがさらに得点力を磨く。

(取材・文 吉田太郎)
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