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50m走5秒8!横河武蔵野FCユースの快足MF太田がF東京U-18から先制点!

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[2.1 東京都クラブユースU-17選手権 F東京U-18 3-2 横河武蔵野FCユース 武蔵野苑多目的]

 “街クラブ”の快足アタッカーが、FC東京U-18のゴールをブチ破った。前半16分、横河武蔵野FCユースのMF太田翔主将(2年)は敵陣深い位置で相手CBからインターセプト。GKとの1対1から放った右足シュートは止められたが、すかさずこぼれ球を左足で押し込んだ。昨夏計測した50m走のタイムは5秒85。抜群のスピードでDFにプレッシャーを懸けてゴールをもぎ取ったMFは、その後も左サイドでタメをつくるなどチャンスメーク。また自慢のスピードを活かしてサイドを突いた太田は2点目の起点にもなった。

 スピードでは絶対に負けない自信がある。この日は高校年代最高峰のリーグ戦であるプレミアリーグEASTに所属する強敵との対戦で自分自身の武器を再確認することができた。「(きょう戦った)FC東京だけではないんですけど、1対1のスピードだったら負ける気はしないんで、今、自分がどの程度か確認できた感じですね。まだ身体とかは負けている部分があるんですけど、スピードでは勝っている部分がある」。この日はその速さで1得点。ただ、逆転負けした試合でもっとできたと感じていることも確か。「もっとチームのためにできたかなと思います。後半足にきていたのもあるんですけど、チームを引っ張るためにはもっと無駄走りもしないといけない」。この日の反省を糧にして、チームのためにより走る意気込みだ。

「今年の横河は一味違うと思います」とチームのレベルの高さに自信を持っている。チームの目標について「自分たちがプリンス(リーグ関東)にいかないといけない。T優勝した時(13年)は誰もが見て美しいサッカー、去年は(渡辺)悠雅クンとかいてインパクトのあるサッカーだったと思う。今年はその両方を見せられたら。繋げるところは繋げるし、行けるところは行ける。両方を持ち味にしたい」と語った俊才は「誰が見ても『速いな』だけではなくて『上手いな』、『憧れるな』と思われるくらいになりたい」。個人としても、よりインパクトを与えることのできる選手になることを目指す。
 
(取材・文 吉田太郎)

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