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[Rookie League]矢板中央から注目CB生まれる流れ継ぐ1年生DF、高島が空中戦で存在感

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[5.16 Rookie League Agroup第1節 矢板中央高 1-1 帝京高 時之栖裾野G]

 矢板中央高は、13年U-20日本代表で進路が注目されているOBの山越航平(現明治大)や現3年生のプロ注目コンビ、星キョーワァン主将、川上優樹と近年、逸材と呼べるほどのCBを育てている。その流れを受け継ぐ、期待の存在がU-16大会の「Rookie League」で現れた。

 金子文三コーチは「(中学3年時のプレーは)見てきた中で1番いいくらいです。ヘディングは単純に上手いなと。飛ぶタイミングとか、合わせるタイミングとか上手い。クリアするヘディングは非常に上手いというのがありますね」と説明する強力なエアバトラー。1年生CB高島祐樹はこの日もその高さで相手を圧倒し続けた。

「自分の中では高さだけでは誰にも負けたくない」。そう言い切る高島だが、当初はそれほど空中戦に自信を持っていた訳ではなかったという。だが、中学時にプレーした鹿島アントラーズノルテジュニアユースのコーチから「ジャンプ力あるんだからヘディング練習しなよ」とアドバイスをもらってから意欲的にトレーニング。それを武器になるまで磨き上げてきた。身長は現在180cm。まだ成長は止まっていないとのことで楽しみな存在だ。

 この日、空中戦で抜群の強さを発揮し、翌日行われた佐野日大高との栃木ダービーでも勝利に大きく貢献したが、そのヘディングもより磨かなければならない。また、他にもまだまだ成長していかなければいけない部分は多い。それだけに「ヘディングとか対人とかは自信があるんですけどポゼッションではきょう、きのうのようなスリッピーな状況だとミスがあるし、グラウンドでもっと練習したい」と誓った。「上に川上さんだったり、キョーワァンさんがいるので、自分もそれを越えていけるようにしたいです」と意気込むCBが、高校トップレベルにある先輩たちから学んでチームを勝たせるCBになる。

(取材・文 吉田太郎)
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