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[ミズノカップIN香川]会心の3発、広島観音が飛龍との準決勝突破!

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[3.31 ミズノカップIN香川準決勝 広島観音高 3-0 飛龍高 香川県総合運動公園サッカー・ラグビー場サブ]

 第4回ミズノカップU-18 IN うどん県(香川)2016は31日午前、準決勝を行い、広島観音高(広島)と飛龍高(静岡)との一戦は3-0で広島観音が快勝。ミズノカップIN香川では初となる決勝進出を決めた。

 広島観音は前半28分、右サイドを切れ込んだMF吉形淳之介(新3年)からのパスを受けたMF永江優介主将(新3年)が、FW沼田和真(新3年)へのパスを警戒して下がったDF2人の逆を突く形で空いたスペースへボールを運び、左足一閃。思い切り振り抜いたシュートがゴール左上隅に突き刺さった。

 広島観音は後半6分に追加点を奪う。MF新見俊樹(新3年)が前線の沼田にボールをつけると、胸コントロールした沼田が間髪入れずにGKの頭上を射抜くファインショット。2点差とされた飛龍も8分に攻撃のキーマン・FW平野光弥(新2年)が右ポスト直撃の左足FK。だが広島観音は10分、永江がDFをいなしながら前進すると、沼田が鮮やかな切り返しから右足シュートを打ち込むなどチャンスをつくり続ける。
 
 飛龍は10番FW山本榛真(新3年)が力強いキープで奮闘し、右MFに入った佐藤敬樹(新3年)がスペースを突く動きを繰り返すなど反撃。また前線に入れたボールのこぼれを狙って攻めていく。だが菊川達也監督が「タフさがないかな。あと簡単にクロスを入れるだけではキチッと守れるチームにはシュートまで行かせてもらえない」と指摘したように、最後の局面を崩すことができない。

 逆にCB松長潤(新3年)や左SB玉江玲央(新3年)がロングボールを跳ね返す広島観音は吉形、永江、新見のドリブル突破からチャンスをつくり出す。そして後半35分、カウンターからDFを剥がして最後は沼田からのラストパスを受けたMF和泉亘(新3年)が左足でダメ押しの3点目を奪った。広島観音の内田仁監督は「ボールを良く動かしたと思う。これまでは蹴ってくる相手に弱かった。でも背後を封じながら拾って繋げた」と満足げ。永江は「無失点に抑えたことが一番で先制、追加、ダメ押しという形で点取れたことがよかった」と語り、「ずっと決勝行っているけれども準優勝が続いているので貪欲に気持ちっていうのを強く持って行ったら結果が出ると思う」。昨年、総体予選、選手権予選でいずれも準優勝だった広島観音が決勝(対香川西高)へ駒を進めた。

[写真]後半35分、広島観音は和泉がダメ押しの3点目

(取材・文 吉田太郎)
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