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[Rookie League]矢板中央がFW多田2発とMF大嶋V弾で清水桜が丘振り切る

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前半15分、矢板中央高FW多田圭佑が右足ミドルを決める

[9.1 Rookie League A group第9節 矢板中央高 3-2 清水桜が丘高 時之栖うさぎ島G]

 関東・静岡の強豪校の1年生たちが90分間ゲームのリーグ戦で力を磨く「2018 Rookie League」は1日、最終節を行った。上位リーグに当たるA groupの矢板中央高(栃木)対清水桜が丘高(静岡)戦は、矢板中央が3-2で勝利。矢板中央は8位、清水桜が丘は9位でリーグ戦を終えた。

 序盤は清水桜が丘がサイド攻撃でプッシュ。MF鈴木大晴の左クロスからFW深澤昇矢が右足シュートを放ち、またFW鈴木武蔵が鈴木大のクロスに飛び込むなどチャンスを迎える。

 だが、矢板中央は好守から縦への鋭い攻撃で対抗。15分にはドリブルで持ち込んだFW多田圭佑が豪快な右足ミドルをゴールに突き刺して先制した。さらに矢板中央は26分にもMF藤井将矢のアシストから多田が決めて2-0と突き放す。

 矢板中央は「裏へ抜け出して得点を獲ることが得意」という多田が2発。対する清水桜が丘はFW山田響太とMF金刺悠悟のゴールによって同点に追いつく。それでも矢板中央は後半終了間際、いずれも交代出場のMF酒井千都のアシストからMF大嶋温人が決めて3-2で競り勝った。

 矢板中央は2日にA group残留を懸けてB Group3位の武南高と対戦。0-2で敗れ、B Group降格が決まった。それだけに多田は「先輩たちが積み上げてきてくれたものを自分たちが壊してしまったので悔しい気持ちでいっぱいです」と語り、これからの高校生活で巻き返していくことを誓っていた。

(取材・文 吉田太郎)
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