beacon

青森山田は元FWの192cmCB三國がパワープレーで圧力。「点決めたかったです」

このエントリーをはてなブックマークに追加

青森山田高の192cmCB三國ケネディエブスが高さを発揮

[11.25 高円宮杯プレミアリーグEAST第16節 青森山田高 1-1 鹿島ユース 青森山田高G]

 敗れれば優勝の可能性がなくなる青森山田高は1点を追う後半35分、1年生MF藤原優大をCBに投入。U-19日本代表の192cmCB三國ケネディエブス(3年、福岡内定)を前線に上げてパワープレーへ移行した。

 準備していなかった“ぶっつけ本番”のパワープレー。十分に活用できたとは言い難いが、それでも昨年までFWとしてプレーしていた三國は幾度か競り勝ってチャンスを演出する。得点には絡むことができず、「結構いいボールが上がっていたので、もっとミートしたかった。点決めたかったです」という三國だが、チームは残り4分で同点に追いつき、今節の鹿島ユースの優勝を阻止した。

 黒田剛監督は長身に加えて跳躍力もある三國を活用したパワープレーの可能性について、「(今後も)ありうる」とコメント。選手権全国大会でも同様の展開になれば、“FW三國”が対戦相手の脅威になりそうだ。
 
 その三國は大一番での失点も悔やんでいた。前半12分に鹿島ユースMF前田泰良(3年)にドリブルシュートを決められて先行される展開に。「ゼロで行くというコンセプト。失点シーンは自分が股(を通されること)を警戒しすぎたというのがあった。あそこで失点しなかったらもっと良い流れになったと思います」。対応が後手になっての失点、追う展開にしてしまったことを反省していた。

 ロングボールに対するクリアを相手に拾われることも多かっただけに、細かい部分も改善して清水ユースとの次戦に臨む。

(取材・文 吉田太郎)
●2018高円宮杯プレミアリーグEAST特集

TOP