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[MOM2753]駒澤大高DF内田哲平(2年)_目標とする先輩のように、チームの雰囲気を作れるCBへ

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駒澤大高CB内田哲平は完封勝利に貢献

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[12.29 横山杯ファイナルゲーム 市立船橋高0-0(PK2-4)駒澤大高 若松運動場]

 駒澤大高の指揮を執った江川高輔コーチは、大会MVPに選出されたMF松本悠佑(2年)とともに、CB内田哲平(2年)の存在が大きかったことを口にしていた。前日まで4日間で7試合。江川コーチは、やや疲労感の見えた内田をこの日午前中に行われた松本国際高との決勝リーグ首位攻防戦でサブに回し、コンディションの良い状態に戻してからファイナルゲーム(決勝)で先発復帰させた。

「前の試合で温存されるとは思っていませんでした。(決勝では)全力出して、2年生が中心になって無失点で終えようと思っていました」と内田。強敵・市立船橋高との一戦で182cmの高さ、対人の強さを発揮すると同時に、意識していたことは声、雰囲気作りだった。

 内田が目標とする選手は3年生の先輩CB齋藤我空主将(3年)。「我空さんは身体能力が凄い。そして雰囲気作り。(いるだけで)チームの雰囲気が変わる。自分も信頼されるようになりたい」と考えている。

 決勝で良い雰囲気を作るために、内田は後方から声でチームを盛り上げ、自分の強みも発揮した。相手がゴール前に入れてくるクロス、パス交換に対応して無失点。PK戦1人目で失敗したものの、前後半通してチームに安心感をもたらしていたCBは「僕らはセカンドのカテゴリーなんですけれども、反骨心持って、強い心を持ってやっていました。厳しい時間が続く中、自分たちのサッカーができたと思います。駒大のサッカーを貫き通すことができたと思います」と胸を張った。

 来年は齋藤やCB稲井宏樹(3年)の後を継いでCBの柱になる意気込みだ。「来年は自分たちの代なので、そこで結果を出して、駒澤の伝統のサッカーをやっていきたい」。今回の結果を自信に。よりチームに良い雰囲気をもたらすCBに成長して来年、Aチームで活躍する。

(取材・文 吉田太郎 取材協力 スポーツマネジメント)

●【特設】横山杯 第19回全国ユース招待サッカー大会


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