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[球蹴男児U-16]司令塔のMF前田「本当に勝てたゲーム」。佐賀商は悔しいドロースタート

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佐賀商高の中心としてゲームメークしていたMF前田竜之介

[5.3 球蹴男児U-16第1節 ルーテル学院高 2-2 佐賀商高 大津町運動公園多目的広場]

 3日、「2019 球蹴男児U-16リーグ」Division2は、1stRound第1節を行った。佐賀商高(佐賀)は右SB森山泰成とFW野口楓河のゴールによって一度逆転しながらもミスから追いつかれて悔しいドロースタートとなった。

 ゲームメーカーのMF前田竜之介が「(今年の1年生は)元気があるというか、明るくてパワフルです。球際の強さだったり、個人個人の能力が高いと思うのでそこからチャンスを作れるところが強み」という佐賀商は0-1の前半アディショナルタイム、右サイドからグイグイと攻め上がってきていた森山が攻撃参加。パスを受けたMF中原魁二が右中間から強引にPAへ潜り込んで出した折り返しを森山が左足で決めて同点に追いついた。

 さらに後半9分には野口がドリブルシュートを決めて逆転。その後も「ロングボールだったりは結構通せたと思います」という前田やMF米倉藤生を中心に正確にパスを繋いで攻めて流れを引き寄せていた。それだけに、前田は「本当に勝てたゲームなので勝てなかったのが悔しかったです。(個人としても)もっとチャンスメークして自分でもシュートを打ったり、得点に繋がるプレーができたら良かった」と無念の表情を浮かべていた。
 
 クロアチア代表MFルカ・モドリッチを憧れの選手に挙げる前田は、正確なパスや豊富な運動量が強み。ボールを握って戦うスタイルやチームの雰囲気の良さを感じて佐賀の伝統校へ進学したという。今年の個人的な目標は「メンバーに入って総体を勝ち抜いて行くこと」。そして選手権で全国に出場、上位進出することを目指して日々力を磨く。
 
(取材・文 吉田太郎)

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