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日本高校選抜のデュッセルドルフ国際ユース参加中止。47年続いた海外遠征は初の中止へ

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日本高校サッカー選抜のデュッセルドルフ国際ユース大会参加中止が発表された

 日本サッカー協会は13日、4月9日からドイツで行われる第58回デュッセルドルフ国際ユースサッカー大会に出場予定だった日本高校サッカー選抜の参加を中止することになった、と発表した。

 全国高等学校体育連盟サッカー専門部が選手の健康を最優先に考えて協議し、参加取りやめを決定。今年はMF古宿理久(青森山田高→横浜FC)やMF山田真夏斗(立正大淞南高→松本)、DF吉田晴稀(帝京長岡高→愛媛)、DF高橋祐翔(米子北高→大分)、MF浅倉廉(静岡学園高→拓殖大)ら第98回全国高校サッカー選手権の大会優秀選手を中心としたメンバーで選考を行っていたが、予定されていた佐賀合宿なども全て中止となっている。

 日本高校サッカー選抜は1973年から海外遠征を実施。当初はアジア、1978年からは欧州遠征を実施してきた。2013年の第51回デュッセルドルフ国際ユース大会(ドイツ)で優勝した後は同大会に続けて参加。MF田部井涼(前橋育英高→法政大)やMF宮本優太(流通経済大柏高→流通経済大)らを擁した18年に2度目の優勝を飾っている。

 なお、昨年はFW宮崎純真(山梨学院高→甲府)やFW染野唯月(尚志高→鹿島)、MF武田英寿(青森山田高→浦和)らが出場して10チーム中6位(優勝はディナモ・ザグレブ)。このまま海外遠征が実施されなければ、73年から47年間続いてきた日本高校選抜の海外遠征で初の中止となる。

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