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[和倉ユース]GKの活躍続く青森山田。優秀GK選出の韮澤廉は自分も「全国トップレベル」証明へ

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青森山田高GK韮澤廉は大会の優秀GKに選ばれた

[8.5 和倉ユース大会決勝 青森山田高 5-0 履正社高 城山陸上競技場]

 次は、自分が全国屈指のGKになる。青森山田高は1年時からAチームで登録されてきたGK韮澤廉(3年)が先発フル出場。先制直後の相手FKで飛び出すことができずにピンチを招いたシーンもあったが、その後はセットプレーへの対応含めて終始安定したパフォーマンスで3試合連続の無失点勝利に貢献した。

 身長183cmで身体能力の高さにも定評がある。ハイボールで見せる空中姿勢は安定しており、シュートストップでも力を発揮する好守護神だ。一方で課題があることも確か。今大会の予選リーグ初戦と3戦目は自身のキック、スローのミスが失点に繋がった。だが、ポジショニング、身体の向きなど細かく指摘されながら、一つ一つ精力的に改善している最中。大会中に成長しながら前向きな結果を残した韮澤は、優秀GK賞を受賞した。

「(準々決勝の)東山戦を1-0の無失点で行けたところから、日に日に出る課題を克服しながら、きょうもゼロで行けたのでそこは良かったと思います。裏のケアの部分ではずっとこの大会を通じて(古川大海GK)コーチに出された課題でもありましたし、(黒田剛)監督からもずっと求められた部分でもあったので、そこは落ち着いて対応できたと思います」

 青森山田の先輩GKは、昨年のGK佐藤史騎と一昨年のGK飯田雅浩(現国士舘大)が日本高校選抜に。17年にゴールを守ったGK坪歩夢(現常葉大)はインターハイで優秀選手に選ばれている。そして、その前に3年間ゴールを守ったGK廣末陸(現町田)はプロに。次は自分が、という思いはもちろんある。

「3年目は1、2年目に積み上げてきたモノをしっかりと発揮できれば絶対に全国トップレベルのGKになれると自分では思っています。(古川)GKコーチもずっと(練習に)付き合ってくれていたので、トップレベルにならないといけないと思って日々頑張っていきたいと思っています」。課題を一つ一つ改善しながら、レベルアップし、大舞台で全国トップレベルのGKであることを証明する。

(取材・文 吉田太郎)
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