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[MOM3192]明秀日立DF石橋衡(3年)_強い向上心。強敵・尚志を零封も「相手を圧倒していかないといけない」

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明秀日立高の柱、CB石橋衡は完封勝利に貢献

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[8.17 RYUKEI CUP U-18 尚志高 0-2 明秀日立高 RKUフットボールフィールドB]

「前回練習試合で6点くらい取られて。それを聞いていたので、きょうはゼロに抑えてやろうと思っていたので、それができたので良かったと思います」

 明秀日立高の柱、CB石橋衡(3年)は強豪・尚志高相手の完封勝利を喜んだ。前線からのプレッシングを掻い潜って来た相手の前進を最終ラインで阻止。力強く前に出てボールを奪い取り、ゴール前でも競り合いの強さを発揮してクロスを跳ね返した。

 攻守両面でチームを落ち着かせ、完封勝利に貢献。それでも向上心強いDFは、「今日はプロ内定の選手(山形内定FW阿部要門、3年)がいなかったので、そういう選手がいてもやれるようにしていくには、相手を圧倒していかないといけないと思いました」と満足はしていなかった。

 昨年は主にボランチやWBとしてプレー。今年は最終ラインへポジションを下げている。それでも、「小学校からCBだったのでやりやすい。しっくり来ます。チームが慌てている時も落ち着かせられると思います」と慣れたポジションでの起用に前向きだ。

 DF高嶋修也(現法政大)、DF鎌上翔平と守備の中心選手が背負ってきた背番号4を受け継いでプレー。去年まであった甘えをなくし、「今年は最終学年ということで厳しくやって行こうと思っています」という姿勢で臨んでいる。

 目標は明秀日立にとって最高成績の8強越えではなく、日本一だ。「春から全国制覇を目標としてやっているので、先輩のベスト8ではなく、全国制覇を目標にしてやっていきたいです」と誓う石橋が最終ラインを支え、チームを勝たせる。

(取材・文 吉田太郎)
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