[関東大会予選]昌平で選手権8強の兄超えへ。武南の2年生GK牧之瀬拓人が関東切符獲得に貢献
[4.27 関東高校大会埼玉県予選準決勝 浦和西高 1-1(PK4-5)武南高]
兄から勇気を得たGKは、その兄超えを目指している。武南高は怪我の正守護神・五十嵐蒼太(3年)に代わって関東大会予選3回戦から2年生GK牧之瀬拓人(GRANDE FC出身)が先発。「GKはみんなでサポートしよう」という共通意識を持っているチームの支えもあり、堂々の動きでゴールを守っている。
準決勝でも最後方から自信を持ってコーチング。ロングボール中心に攻めてきた浦和西高の攻撃に対してミスを犯さず、終始安定したセービングを見せ、至近距離からのシュートもストップした。
1-0の後半アディショナルタイムにロングスローから失点。「(GKは)一つのミスで責任がかかってしまう。まだまだツメが甘いと思いました」と唇を噛んだが、延長戦で崩れずにGK小佐野耕喜(3年)へバトンを繋ぐと、PK戦で小佐野が1本を止めて関東大会への切符を掴んだ。先輩GK小佐野や内野慎一郎監督も牧之瀬のプレーを高く評価していた。
兄・GK牧之瀬皓太(現立教大)は昌平高の守護神として、19年度選手権全国8強。「お兄ちゃんがいるからこそ、今の自分があると思っている。お兄ちゃんが2年生からスタメンで出ていて3年生で全国出てそこで注目されて、自分もそこの舞台に立たなければいけないと思っている」と弟は口にする。
牧之瀬は、身長175cmの兄同様特別なサイズはない。だが、兄はここぞの場面でのシュートストップなどチームを勝利へ導く活躍。「お兄ちゃんも175cmという中で、全国でゴールを守っているので、身長なくてもゴールは守れるんだなと感じました」
普段から兄は積極的にアドバイスをくれるのだという。帰宅後、その日の試合動画を一緒にチェック。「もっとこうした方が良いよ」という言葉を牧之瀬は成長に結びつけている。「兄の存在はデカいですけれども、自分が越えないといけないと思っています」。まずは兄が2、3年時に予選敗退している関東切符獲得。名門・武南で兄超えにチャレンジする。
(取材・文 吉田太郎)
兄から勇気を得たGKは、その兄超えを目指している。武南高は怪我の正守護神・五十嵐蒼太(3年)に代わって関東大会予選3回戦から2年生GK牧之瀬拓人(GRANDE FC出身)が先発。「GKはみんなでサポートしよう」という共通意識を持っているチームの支えもあり、堂々の動きでゴールを守っている。
準決勝でも最後方から自信を持ってコーチング。ロングボール中心に攻めてきた浦和西高の攻撃に対してミスを犯さず、終始安定したセービングを見せ、至近距離からのシュートもストップした。
1-0の後半アディショナルタイムにロングスローから失点。「(GKは)一つのミスで責任がかかってしまう。まだまだツメが甘いと思いました」と唇を噛んだが、延長戦で崩れずにGK小佐野耕喜(3年)へバトンを繋ぐと、PK戦で小佐野が1本を止めて関東大会への切符を掴んだ。先輩GK小佐野や内野慎一郎監督も牧之瀬のプレーを高く評価していた。
兄・GK牧之瀬皓太(現立教大)は昌平高の守護神として、19年度選手権全国8強。「お兄ちゃんがいるからこそ、今の自分があると思っている。お兄ちゃんが2年生からスタメンで出ていて3年生で全国出てそこで注目されて、自分もそこの舞台に立たなければいけないと思っている」と弟は口にする。
牧之瀬は、身長175cmの兄同様特別なサイズはない。だが、兄はここぞの場面でのシュートストップなどチームを勝利へ導く活躍。「お兄ちゃんも175cmという中で、全国でゴールを守っているので、身長なくてもゴールは守れるんだなと感じました」
普段から兄は積極的にアドバイスをくれるのだという。帰宅後、その日の試合動画を一緒にチェック。「もっとこうした方が良いよ」という言葉を牧之瀬は成長に結びつけている。「兄の存在はデカいですけれども、自分が越えないといけないと思っています」。まずは兄が2、3年時に予選敗退している関東切符獲得。名門・武南で兄超えにチャレンジする。
(取材・文 吉田太郎)