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コーチの“暴行動画”で波紋の秀岳館高、当事者が今回の騒動語る「感情的になり…」日常的な暴力は否定

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 熊本県八代市の秀岳館高サッカー部が22日、公式ホームページで「関係者の皆様へ」と題し、コーチが部員に暴行を加える動画がネット上で拡散された件について「このたびは世間をお騒がせしてしまっていることを深くお詫びいたします。現在、学校と連携して調査を進めております。保護者の皆様、地域の皆様にはご心配、ご迷惑をお掛けして申し訳ございません」と、現状の報告と謝罪を行った。

 さらに同日夕方には公式ツイッター(@syugakukanfc)を更新し、部員たちが今回の騒動について説明する動画を投稿。最初にキャプテンが「今回の件でお騒がせしてしまい、本当に申し訳ありません。今、世間に広がっている情報の中には事実と異なる点があるので、お話させていただきます。この動画を拡散してください。よろしくお願いします」と述べると、続けて当事者だと名乗る部員が今回の経緯を語った。

「本当のことを説明するために、みんなに協力してもらい、集まってもらいました。まず学校から帰り、寮の鍵がなかなか開かず、感情的になり、コーチをバカにするような発言をしたのが今回の原因です。また、SNSなどで暴力が日常茶飯事だと書いてありましたが、それは違います」

 また、動画を撮影して投稿したという部員2名は「監督に相談することを考えていましたが、感情的になってしまい、SNSに投稿してしまいました。それにより、事実と異なることがマスコミによって報道されてしまいました。そのため、自分たちの仲間たちがたくさんの誹謗中傷に遭っています。正直、ここまで大きなことになるとは思っていませんでした。たくさんの人に迷惑をかけてしまい、申し訳ありませんでした」と謝罪している。

 最後にキャプテンは「今話したことが全ての事実になります。ですが、SNSなどでは毎日のように暴行が行われているなどと誹謗中傷を受け、それによりサッカー部は苦しんでいます。また、必要以上に報道陣の方々が集ってきていることで、不安や恐怖を抱えている生徒もいます」と訴え、「これから僕たちサッカー部は、サッカーを通じて信頼回復に励んでいきます。これから自分たちが成長し、未来を変えるために、一致団結してサッカーに取り組む姿を見ていただければ幸いです」と呼びかけた。

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