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秀岳館高、コーチの暴行問題を巡る釈明動画の削除理由を説明…生徒主導だったと強調

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 秀岳館高サッカー部の公式ツイッター(@syugakukanfc)が23日、コーチが部員に暴行を加える動画がネット上で拡散された問題で、前日22日に投稿した部員たちによる釈明動画を削除した理由を説明した。

 同サッカー部は「昨日の動画を削除したことについて」と書き出し、「昨日の自分達が投稿した動画を削除した理由ですが、自分達が伝えたいこと、保護者やサッカー部を応援してくださっている皆様に知ってほしいことを自分達が発信することによって聞いてほしくて出した動画が結果的に学校や監督、コーチに対して迷惑がかかる形になってしまい削除の運びとなりました」としている。

 また、「あくまでも今回の動画は自分達サッカー部員の有志が考え行動したことになります。また公式Instagram、Twitterはプロフィールに書いてある通り生徒で企画、運営を行っています。ご理解よろしくお願いします」と、生徒主導だったことを強調した。

 前日22日にアップされた動画では、当事者と名乗る部員が「学校から帰り、寮の鍵がなかなか開かず、感情的になり、コーチをバカにするような発言をしたのが今回の原因です」と経緯について言及。「SNSなどで暴力が日常茶飯事だと書いてありましたが、それは違います」と否定した。

 暴行の様子を撮影してSNSに投稿したという部員2名は「監督に相談することを考えていましたが、感情的になってしまい、SNSに投稿してしまいました」と説明。「それにより、事実と異なることがマスコミによって報道されてしまいました。そのため、自分たちの仲間たちがたくさんの誹謗中傷に遭っています。正直、ここまで大きなことになるとは思っていませんでした。たくさんの人に迷惑をかけてしまい、申し訳ありませんでした」と謝罪した。

 キャプテンは「今話したことが全ての事実になります」と明言し、「SNSなどでは毎日のように暴行が行われているなどと誹謗中傷を受け、それによりサッカー部は苦しんでいます。また、必要以上に報道陣の方々が集ってきていることで、不安や恐怖を抱えている生徒もいます」と告白。「これから僕たちサッカー部は、サッカーを通じて信頼回復に励んでいきます。これから自分たちが成長し、未来を変えるために、一致団結してサッカーに取り組む姿を見ていただければ幸いです」と呼びかけた。

 この動画を巡り、SNSを中心にさまざまな意見が飛び交うと、同サッカー部は23日に当該の動画を削除。「この件の動画について一旦削除させていただきたいと思います。理由は後ほど文面でお伝えさせていただきます」としていた。

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