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[MOM3808]山梨学院MF山田逞人(1年)_山梨で成長続けることを決断。攻守の中心選手として開幕白星

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山梨学院高MF山田逞人は攻守に貢献度高い働き

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[4.23 関東Rookie LeagueBリーグ第1節 武南高 1-2 山梨学院高 時之栖うさぎ島G]

 大阪出身、山梨で成長を続けるMFが開幕勝利に貢献した。山梨学院高MF山田逞人(1年)は中学時代に欧州、スペインの育成メソッドの下で学ぶことを求めて、地元・大阪府から山梨県北杜市のアメージングアカデミーに加入。選手専用寮で生活し、考える力や技術力を磨いてきた。

 そして、高校も山梨県の名門・山梨学院へ進学することを決断。この日は、「中学時代から山梨で寮生活していて、山梨とご縁があったのも一つですし、あとJ下部よりも激しさもある高校サッカーに憧れましたし、進路決める時に学院がちょうど全国優勝したので、全国優勝した経験のあるチームに行きたいと」加入した山梨学院のルーキーリーグ初戦で10番を背負い、キャプテンマークを巻いて躍動した。

 中盤中央でポジショニングよくボールに絡んで試合をコントロール。ドリブルやコンビネーションでボールを運び、機を見て前線へスプリントするなど、山梨学院の厚みのある攻撃の中心になっていた。また活動量を増やし、味方をサポートする形でボール奪取。ただし、本人は満足していなかった。

「運んで仲間へのパスや自分が決め切るとか、自分から発信するところを見て欲しいです。(今日は)味方へのポジション取りとかもできていたし、ワンツーとかで抜けることも、自分でドリブルすることもできていたと思うんですけれども、(精度の部分など)基礎的なところがまだまだだったと思うし、ゴールへの意識のところも少なかった」と山田。それでも、島垣亮吾コーチが認めるパフォーマンスで勝利に貢献した。

「僕のサッカーを始めた理由が清武弘嗣選手。清武選手が好きです」と語るように、山田にとって憧れのプレーヤーはJ屈指の名手・清武やMFルカ・モドリッチ。まずはタレント揃う山梨学院の中で目立つ存在となり、目標とする姿に近づく。

(取材・文 吉田太郎)
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