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明秀日立は茨城新人戦で無失点V。DF転向で3バックの中央担った山本凌「中心的な選手に」

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明秀日立高DF山本凌(2年=FCフェルボール愛知出身、左)がゴール前へのボールをクリア

[2.1 茨城県新人大会決勝 明秀日立高 7-0 境高 ト伝ノ郷A]

 明秀日立高は、初戦から決勝まで全4試合無失点で優勝。3バックの中央で貢献したDF山本凌(2年=FCフェルボール愛知出身)は「全て無失点でできた。DFとして良い結果を残せた」とまず結果を出せたことを喜んでいた。

 山本は昨年まで守備的なボランチ。「中学の時から予測は自信持っています」というように、予測力とフィジカル面の強さでボールを奪うことができる山本は、新チームになってから3バックの中央を担うようになった。

 決勝ではDF今野生斗(2年)、DF飯田朝陽(2年)とともに3バックを形成。「今年は石橋(鞘)や根岸(隼)だったり攻撃に目が行きがちかもしれないですけれども、3バックを守っている今野や飯田とコーチングもしっかりできているので、守備も強いと思います」と手応えを口にする。この日は1年生GK重松陽が好反応のセービング。また、189cmGK小泉凌輔(2年)という注目守護神もいるだけに、今後より堅守を構築していく意気込みだ。

 現状に満足はしていない。この日の後半は相手FWに対して強く行き切れないシーンがあり、シュートまで持ち込まれる回数が増えた。それだけに、「課題は残っているので。まだまだ物足りないところがある。関東もインターハイもあるので、そこへ向けて改善していければ。去年は秋葉(洸星)さんという中心的な選手がいた。自分はまだ中心的な選手にはなれていない。中心的な選手になれるように頑張っていきたい」。この日はゲーム主将としても優勝に貢献。秋葉や先輩DF高嶋修也(法政大→栃木)のような強力なDFリーダーとなって、明秀日立にタイトルをもたらす。

(取材・文 吉田太郎)

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