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[関東ROOKIE LEAGUE]大宮U15出身のCB永井健慎、堅守・矢板中央で武器の守備を極める

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矢板中央高CB永井健慎(1年=大宮アルディージャ U15出身)は対人守備の強さを見せた

[4.22 関東ROOKIE LEAGUE Aリーグ第1節 帝京高 4-1 矢板中央高 時之栖うさぎ島G]

 堅守・矢板中央高(栃木)で守りを極める。CB永井健慎(1年=大宮アルディージャ U15出身)は、「自分、ユース上がれなかったんですけれども、守備が得意な方ではあるので、守備で有名な矢板で自分の守備を磨いて、やっていきたいなと思って矢板にしました」というストッパーだ。

 身長は登録179cm。対人守備の強さやフィジカル能力の高さを活かし、強敵・帝京高(東京)に対抗していた。だが、「入りが甘くて最初に2失点してしまったのがデカかったんじゃないかと思っていて、それを後半に引きずってしまって流れで入ってしまった」と反省。立ち上がりに先制されたあとなど、守備からリズムを作っている時間帯もあったが、後半も失点を重ねて突き放されてしまった。

 苦しい展開の中、永井は球際でタフに戦い、カウンターで切り替え速く攻め上がろうとするなど背中でチームを牽引。「前に勢いがなかったので自分で持って勢いをつけようかなと思っていきました」。切れ味鋭い動きを見せていたFW平野巧のゴールで1点を返したが、思いは結果に結びつかず、悔しい敗戦。続く23日の山梨学院高(山梨)戦もDF毛塚颯人らがチームを鼓舞していたものの、0-2で敗れて2連敗となった。

 矢板中央は伝統の堅守によって4度の全国高校選手権3位。昨年はインターハイで初の8強入りを果たした。DF山越康平(現東京V)やDF星キョーワァン(現秋田)、DF川上優樹(現群馬)といった矢板中央で力を磨き、大学を経由してプロになったCBたちがいる。

 大宮U15で足元の技術もつけてきた永井は矢板中央で守備を極め、将来は上のステージへ。「3年生で全国優勝を目指していきたい」と語る永井は今年、まずはトップチームに入ること、そしてROOKIE LEAGUEで優勝することを目指す。

(取材・文 吉田太郎)

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