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[SBSカップ]プレミアWEST11発の静岡ユースFW舩橋京汰(磐田U-18)、U-18日本代表戦でゴールと勝利を

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静岡ユースFW舩橋京汰(ジュビロ磐田U-18、3年)がドリブル突破を図る

[8.17 SBS杯第1節 静岡ユース0-0(PK3-5)U-20関東大学選抜 草薙陸]

 初戦の悔しさもぶつけ、代表から「点を取って、勝つ」。静岡ユース(静岡県高校選抜)のキャプテンマークを巻いたFW舩橋京汰(ジュビロ磐田U-18、3年)は、今季のプレミアリーグWESTで11得点(出場9試合)をマークしているストライカー。ハイペースで得点を重ねてきているが、SBSカップ初戦は悔しい無得点に終わった。

 得意とするダイナミックなドリブルでサイドに穴を開け、コンビネーションからチャンスを演出。高いレベルの相手と戦えたことは「楽しかった」と振り返る。特に1対1の勝負は手応えを得た。

 一方でロングボールの競り合いで苦戦し、シュートはゼロ。「右足と左足のシュートの決定力は自信を持っています」という強みを大舞台で発揮できなかった。また、1番目のキッカーを務めたPK戦では、相手GKに阻まれて敗戦。それだけに悔しさを滲ませていた。

「80分間、守備が集中して守ってくれたので、まず1点取って勝ちたいという気持ちがあったんですけれども、何度かチャンスのある中で点を取ることができなかった。そこは課題。明日と20日に試合があるので、そこでしっかりと点を取って、自分もPKを外して負けてしまっているので、必ず点を取ってチームの勝利に貢献したい」

 今年はプレミアリーグで20得点を掲げてシーズンをスタート。怪我で2試合を欠場したものの、9戦11発と達成可能なペースで得点を積み重ねている。本人は「対策されても突破できるような個の力を身に着けていきたい」と現状に全く満足していないが、その馬力の強さやシュート力は世代トップクラス。この日、大学生相手に実力の一端を示したストライカーは、18日のU-18日本代表戦で結果を残すか。

「こういうところでしっかり結果を残せば、自分も近づけるとは思うので、明日代表とですし、良いプレーをして、点を取って、勝てればと思います」と力を込めた。実力はU-18日本代表FW陣と比べても遜色ない。静岡のエースストライカーが、ゴールを決めて代表入りのチャンスを勝ち取る。

(取材・文 吉田太郎)
吉田太郎
Text by 吉田太郎

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