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[SBSカップ]2年連続出場のU-18日本代表GK中村圭佑がビッグセーブ。2年後に世界で結果を

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U-18日本代表GK中村圭佑(静岡学園高)は韓国相手にビッグセーブも

[8.17 SBS杯第1節 U-18日本代表 0-1 U-18韓国代表 草薙陸]
 
 2年連続のSBSカップ参戦。U-18日本代表の守護神が地元・静岡でビッグセーブを見せた。0-1の後半16分、U-18日本代表は縦パスをインターセプトされ、DFラインがひっくり返されてしまう。そして、韓国FWチン・ジュンソ(クァンチョン)に決定的なシュートを放たれた。

 だが、日本のGK中村圭佑(静岡学園高)が至近距離からのシュートを右手に当てるビッグセーブ。中村は「これ以上の失点はないということで気持ちも入っていましたし、ああいうシーンはあるなと想定できていたので、しっかりと準備して止められたと思います」と頷いた。

 中村は昨年もU-18日本代表の一員としてSBSカップに出場している。ウルグアイとの初戦に先発し、1-0で勝利に貢献したが、逆転優勝をかけたウズベキスタン戦では後半に追いつかれ、PK戦で敗れている。世界で勝つことの難しさを痛感し、今回は「国際試合で勝つという気持ちは強く持っていた」という。その思いを持って戦い、チームを救うようなプレーも見せた。だが、味方のミスをフォローすることができずに1失点。勝ち切ることはできなかった。

 韓国は試合前のハイタッチから敵対心をむき出しにしてきたという。試合中は「日本で感じたことのないくらいチェイシング」を受け、競り合いの強さ、迫力も感じた。中村は今年、プレミアリーグWEST首位の静岡学園で毎試合のようにチームを救うセーブを見せているが、世界との戦いでよりレベルアップする必要性を学んだ。

 U-18日本代表は船越優蔵監督の下、2年後のU-20ワールドカップへ向けてスタート。中村はこのチームの守護神として世界と戦い、その先の将来の可能性を広げる意気込みだ。「それまで少ない活動の中で自分の評価をどこまで上げられるか。ここで結果を残したい。自分が個人昇格するために結果を残さないといけない大会」。今回、地元・静岡で開催されているSBSカップはアピールのチャンス。次の試合は必ず、チームを勝利へ導く。

(取材・文 吉田太郎)
吉田太郎
Text by 吉田太郎

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