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[NBチャンピオンシップU-16]東海大高輪台が大躍進。昌平をPK戦で撃破し、初の決勝進出

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予選大会から勝ち上がってきた東海大高輪台高が初の決勝進出

[9.18 NBチャンピオンシップU-16準決勝 東海大高輪台高 0-0(PK4-2)昌平高 時之栖うさぎ島G]

 “全国大会級のU-16大会”、「ニューバランスチャンピオンシップ 2023 U-16」(静岡)は18日午前、準決勝を行い、東海大高輪台高(東京)が初の決勝進出を決めた。東海大高輪台は過去2度の優勝歴を持つ昌平高(埼玉)と対戦。0-0で突入したPK戦を4-2で制した。

 今大会、前橋育英高(群馬)、滝川二高(兵庫)と名門校を破ってきた東海大高輪台が、昌平も突破した。前半、やや後ろに重くなっていた昌平に対し、東海大高輪台はアンカーのMF川地瑛太らが高い位置でボールを奪い、攻撃に結びつける。流れ良くボールを動かし、相手の背後へ。だが、昌平はCB高橋心晴が抜群の強さを発揮するなどゴールに近づけない。

 それでも、東海大高輪台は前線でボールを収めるFW櫻田恭臣を中心に先制点を目指すと18分、セットプレーの流れからこぼれ球をMF中島功晴が左足シュート。だが、昌平GK小野寺太郎がビッグセーブで阻止した。

 0-0の後半は前向きにボールを繋ぐ昌平がプッシュ。MF高江洲春虎がしなやかな身のこなし、ターンでボールを前進させ、右SB中島夢瞬、左SB森井智也の両SBが攻め上がりからクロスを上げ切る。

 そして、FW齋藤結斗や交代出場FW石川翔らがシュートへ持ち込むが、東海大高輪台はFC LAVIDA出身で元チームメートたちと戦うCB椎橋拓己やCB安田礼がシュートブロックを連発。ゴールを死守する。後半もMF土田歩汰らの奪い返しからゴールを目指したが、カバーリングが光る昌平CB遠藤佑太、高橋の両DFに阻まれるなど得点を奪うことはできなかった。

 だが、昌平にも得点を許さず、試合は0-0のまま前後半を終了。PK戦に持ち込んだ。その2人目、先攻・昌平のシュートを東海大高輪台GK井上啓人が右へ跳んでストップする。4人目のキックがクロスバーを叩いた昌平に対し、東海大高輪台は櫻田、川地、椎橋が成功。最後は土田がゴール右へねじ込み、4-2で決勝進出を果たした。東海大高輪台は18日11時25分開始の決勝で、初優勝を懸けて飯塚高(福岡)と戦う。

(取材・文 吉田太郎)
吉田太郎
Text by 吉田太郎

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