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プリンスリーグ関西1部優勝。京都U-18の選手たちがプレミアリーグプレーオフへ意欲

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京都サンガF.C.U-18が優勝を喜ぶ

 高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ 2023 関西1部は2日に第18節を行った。すでに優勝を決めている京都サンガF.C.U-18は阪南大高に2-0で勝利。12勝3分3敗でリーグ戦を終えた。京都U-18は高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2024への参入をかけたプレーオフへ進出。12月8日の1回戦で日章学園高(九州2)と戦う。

以下、京都U-18の優勝コメント

●DF飯田陸斗(3年)
ここまで来れたのは多くの人の支えがあったからです。感謝して、この優勝を喜びたいです。最終戦は優勝が決まっていても、難しい試合になると思っていました。でも絶対に勝って、いい流れでプレーオフへ臨もうとみんなで話していたので勝てて良かったです。
(プレーオフは向けて)去年戦ってみて、プリンスリーグでは体験できない雰囲気やプレーオフ独特の雰囲気がありました。そこは(後輩や未経験の選手たちへ)伝えたい。その中でしっかり勝ち切ることが大事なので、2勝してプレミアへ上がりたいです。

●DF喜多壱也(3年)
シーズンの最初の頃は勝てない時期、引き分けや失点が多かったんですが、後期からはみんな気持ちを入れ替えて、難しい試合でもチーム一丸となって勝てたことは、去年を経験しているからこそだと思います。味方と協力して最終戦を無失点で終えれたことは、今シーズンで一番嬉しかったです。
(プレーオフへ向けて)難しい時間帯もあるだろうけれど、サンガらしいサッカーをして相手を圧倒したいです。

●MF安藤友敬(3年)
怪我人がいたり、代表で人がいなかったり、いろんな状況がありましたけれど、チーム全体で1年間をとおして戦えたことが優勝につながったと思います。
去年のプレーオフでは悔しい思いをしています。それは自分が一番味わっているので、その借りを返せるようにしたいです。

●GK三反畑篤樹(3年)
去年は失点数が12だったのに対して、今年は失点が多いなとは感じていましたが、それでもリーグ最少失点は続けられていました。もっと自分が止められるシーンがあったけれど、守備陣が身体を張ってくれたり、中盤がセカンドボールを回収してくれました。何より後ろから見ていて一番思っていたのは、前の選手がプレスをかけて相手の攻撃を制限してくれたことが大きかった。チーム全員で最少失点を続けられてきたと思います。
(プリンスリーグ関西1部のゴールデングローブ賞を獲得したが)先ほども言いましたが、自分が止めたというよりも、みんなで身体を張って守ったから失点も少なかった。チーム全員に感謝したいです。

●DF村田虎太郎(3年)
いいプレーも悪いプレーもあったけれど、自分の中では開幕戦で今年のチームのファーストゴールを決めれたことが印象に残っています。チームとしては苦しい時期があったけれどスタメンの選手、リザーブの選手、メンバー外の選手、みんなが協力して戦ってくれたので優勝することができました。

●FW西岡佑真(2年)
最初の頃はスタメンで出て、その後に控えに回ることもありましたが、出場したときに得点を決めたりPKを獲得したりしてチームに貢献できたのはよかったです。もっと試合に出たかったという悔しさもありますが、最終戦でゴールを決められたので、自信を持って広島へ向かうことができます。
(プレーオフへ向けて)
みんな前向きにやれているし、得点力も上がっています。去年は悔しい思いをしているので、今年のチームの良さである積極的にゴールへ向かっていくところを存分に出して昇格したいです。

●MF尹星俊(1年)
最終戦は渋滞でバスの到着が遅れたけれど、気持ちを揺らぐことなく全員で戦うことができました。
(リーグ戦を振り返って) 1年生の開幕戦から試合に出させてもらって、最初の頃は戸惑いや慣れない部分があったけれど、1年間を戦う中で攻撃も守備も成長したなという手応えがあります。
(プレーオフへ向けて)3年生と一緒に戦う最後の試合。今年やってきたことを全面に出して、笑って終われるようにしたいです。

●石田英之監督
優勝とプレーオフ進出が決まっていたので、気持ちの持って行き方で難しいものがあるかなと思っていましたが、相手もプレーオフがかかっている1位2位対決だったので、しっかり勝って(プレーオフに)臨もうと、みんな頑張ってやってくれました。
(リーグ戦を振り返って)今年の関西1部がすごく拮抗していました。トライとエラーを繰り返しながら、最後に5連勝と成長を見せれたのはよかったです。対戦相手にも感謝しています。
(プレーオフへ向けて)去年、最後の最後で悔しい思いをしています。選手たちもその気持ちがあり、今年のプリンス関西優勝と昇格するんだと目標を掲げてきました。絶対に勝ち取りたいです。

(取材・文 雨堤俊祐)
●高円宮杯プリンスリーグ2023特集

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