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神戸U-18DF岩波、7日に渡欧しPSV練習参加へ

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 ヴィッセル神戸の2種登録選手で下部組織のヴィッセル神戸U-18に所属するU-19日本代表DF岩波拓也がきょう7日に渡欧し、獲得オファーを受けているオランダ1部エールディビジの名門PSVに練習参加することが分かった。18日の帰国までPSVのトップチームに帯同して、その実力を関係者たちに披露する。

 岩波は昨夏のU-17W杯で18年ぶりの8強進出を果たしたU-17日本代表で主将を務めた186cmの大型CB。対人の強さ、読みの鋭さを活かした守りに加えて左右両サイドへピンポイントで振り分けるフィード、そして昨夏の日本クラブユース選手権(U-18)準々決勝、準決勝で2試合連続で決めた直接FKにも注目の逸材だ。高校3年生となった今シーズンは当初から神戸のトップチームに帯同。「大久保嘉人さんは日本一のFWと思っているので、そういう人と対戦することでスピードとか身体の使い方とか凄く勉強になる。自分はまだまだ上には行けていない」と課題を口にする一方で「ボール持った時の落ち着きとか、トップでも十分やれる」と手ごたえも感じている。

 中学時代から神戸の下部組織でプレーし、世代を代表するCBへと育ててくれた神戸への感謝の念は非常に強い。その中で今回は周囲の理解もあり、全国リーグのプレミアリーグWESTの開催期間中に公式戦を欠場して練習参加するチャンスを得た。本人は「ヴィッセルに育ててもらった選手なのでヴィッセルへの思いも凄くある。でも将来上でやっていくことを目指す中で、挑戦ということは自分の中で必要じゃないかなと思っている。高校3年生になって、来年プロという世界に飛び込んでいく中で1年間は長い感じですけど、実際は短い期間。自分がもっと上にいくためにもっと充実させていかないといけない」。オランダで今後への自信、課題を少しでも掴んで帰ってくる。

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