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城後が終了間際に決勝点、中2日の福岡が富山を下し6戦ぶり白星

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[5.19 J2第15節 富山0-1福岡 富山]

 アビスパ福岡は試合終了間際にFW城後寿が決勝点を決め、カターレ富山に1-0で競り勝った。4月22日の徳島戦(4-0)以来、6試合ぶりの白星。後半24分からの再開試合となった17日の栃木戦(0-2)から中2日。アウェー連戦という厳しい日程を乗り越え、約1か月ぶりの勝利を飾った。

「とにかくシュートをたくさん打とうというのを個人的には意識していた」。その言葉どおり、城後は立ち上がりから果敢にゴールを狙った。前半15分には縦パスに抜け出し、PA内左から左足でシュート。同30分にもDF尾亦弘友希の左クロスからヘディングシュートを放つが、いずれもGKの正面を突いた。

 富山も前半34分、DF足助翔が右サイドからアーリークロスを上げると、FW平野甲斐がフリーで走り込み、頭で合わせたが、シュートはゴール左へ。決定的な形だったが、惜しくもゴールにはつながらなかった。

 0-0で折り返した後半もこう着状態が続く。後半5分、富山はMFソ・ヨンドクの左クロスにMF大西容平がヘディングで合わせるもゴール上へ。福岡も後半33分、MF鈴木惇からの縦パスを受けた城後が前を向いてそのまま左足でフィニッシュ。しかし、これはGKの好守に阻まれた。

 スコアレスのまま試合終了かと思われた後半43分、城後のゴールへの執念が実る。セットプレーの流れから尾亦の左クロスをDF古賀正紘が頭で落とし、DFに当たったこぼれ球を城後が右足アウトで押し込んだ。「チームで取った得点」と胸を張る城後の2試合ぶり今季5点目が劇的な決勝点。「90分間通して苦しい戦いだったけど、最後の最後に点が取れて、久しぶりの勝ち点3を取ることができてよかった」と、6試合ぶりの勝利に胸をなでおろしていた。

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