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[選手権]前回大会得点王、四日市中央工FW浅野拓磨(3年、広島内定)「成長できたかどうかは最後の大会で分かること」

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 第91回全国高校サッカー選手権が12月30日、東京・国立競技場で開幕した。

 開会式と開幕戦が行われ、昨年度の大会得点王(7得点)、四日市中央工(三重)FW浅野拓磨(3年)が開会式に参加。周囲から日本一、2年連続得点王への期待がかかる中、サンフレッチェ広島内定のストライカーはその注目、プレッシャーを「幸せなこと」と力に変えてプレーすることを誓った。(連載企画「Youth star voice」。第228回)。

以下、30日の浅野コメント
―国立を目の前にして
「去年を思い出しますね」

―昨年は準優勝。いい思い出と悔しい思い出があると思うが
「最後の最後で勝ちきれなかったというのは、悔しかった。でも悔しいというのも自分の中ではいい思い出。その悔しい気持ちを忘れずに今まで頑張ってきたので、それをやっと発揮するというか、自分たちの力を出す時が来たなと思います。本当、1年間早かったなと思います」

―去年の活躍を知っているお客さんは高いレベルで浅野クンのプレーを見てくると思うが、それに応える準備、手応えは
「それだけ注目して見てもらえることは本当に幸せなことだと思いますし、プレッシャーに感じずに、自分は幸せな気持ちでやりたいと思っている。選手権までに練習試合を何回かしてきたんですけど、運動量のところで課題があったので、まずはコンディションのところで100パーセントのコンディションに持って行って、(初戦の行われる1月)2日には自分の最高のプレーを見せられるようにしたいと思います」

―去年のゴール数は周囲からのプレッシャーになるかもしれない
「周りどうこうではなく、自分も去年の自分と見比べてその部分にこだわっていきたいと思っている。自分自身、成長できたかどうかは最後の大会で分かることかなと思っている。去年は3年生がいて、頼る部分がありながら、緊張せずにできた。それに比べると、今年は最後という、感じないと思っていても感じてしまうプレッシャーがあると思う。そのプレッシャーに負けずに、自分の100パーセントのコンディションでプレーできたら、去年よりもいい結果は残せると思っている」

―初戦は桐光学園と戦う
「本当に強い相手だと思っているんですけど、相手がどことか関係なく、自分たちのサッカーをするだけだと思っています。100パーセント以上の力を出せたら、どこにも勝てる能力はあると思っている。自分たちの持っている力を120パーセント出すことだけ考えて頑張りたいなと思います」

(取材・文 吉田太郎)

【特設】高校選手権2012

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