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“悪童”バロテッリV弾!イタリアがメキシコ撃破!

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[6.16 コンフェデレーションズ杯A組 メキシコ1-2イタリア リオデジャネイロ]

 16日、コンフェデレーションズ杯グループリーグA組のメキシコ対イタリア戦が行われ、イタリアがFWマリオ・バロテッリの決勝ゴールによって2-1で競り勝った。イタリアは19日に日本と、メキシコは同日にブラジルとそれぞれ第2戦を戦う。

 注目のバロテッリを4-5-1システムの1トップに配置し、MFアンドレア・ピルロ、GKジャンルイジ・ブッフォンらも先発に名を連ねたイタリアに対し、メキシコはマンチェスター・UでMF香川真司と同僚のFWハビエル・エルナンデスらが先発出場。日本と同組の両チームの一戦は1点差でイタリアが制した。

 前半2分にメキシコMFアンドレス・グアルダードがオープニングシュートを放った試合は、注目のバロテッリが立ち上がりからエンジン全開。立て続けにシュートへ持ち込んでくる。まずは5分、相手ディフェンスラインのパスをインターセプトしたバロテッリがすかさず右足ミドル。さらに7分には左サイドを抜け出したMFリカルド・モントリーボの折り返しを左足ダイレクトで叩く。バロテッリは9分にもグラウンダーの縦パスから強烈な右足シュートを放ち、メキシコゴールを脅かした。

 一方のメキシコは11分、左コーナー付近で相手DFと入れ替わったMFジオバニ・ドス・サントスの折り返しを、PAへ飛び込んできたグアルダードがクロスバー直撃の左足シュートを放つなど反撃。ただ、ボールを支配して攻めたイタリアが前半27分にスコアを動かす。イタリアはバロテッリがゴール正面左寄りの位置でFKを獲得。キッカーを務めたピルロがゆったりとした助走から右足を振りぬくと、7枚の壁を越えた一撃はゴール左上へ突き刺さった。

 だがメキシコは好守から同点に追いつく。34分、相手CBアンドレア・バルザーリに鋭いプレッシャーをかけたドス・サントスがPAで強引に前へ潜り込むと、バルザーリに後方から押し倒されてPKを獲得。これをエルナンデスが右足でゴール右隅へ決めて1-1とした。

 それでも優勢に試合を進めるイタリアは42分、ピルロがセンターサークルから絶妙なスルーパス。これを右SBイグナツィオ・アバーテが決定的な形で折り返すなどチャンスをつくり続ける。高い位置で相手パスをインターセプトし、攻撃につなげるイタリアは後半9分にもピルロの相手の逆を突くグラウンダーのFKから、こぼれ球をモントリーボが決定的な右足シュート。一方のメキシコはオープンスペースから仕掛けるドス・サントスの突破やセットプレーから得点機をつくり、CBヘラルド・フローレスのヘディングシュートなどでゴールヘ迫った。

 1-1で終盤へ突入した試合を決めたのは“悪童”バロテッリだった。33分、イタリアは敵陣中央での浮き球をMFエマヌエレ・ジャッケリーニがPAへ落とす。これをCBフランシスコ・ロドリゲスと競りながら強引に前方へ出たバロテッリが右足一閃。これがGKの手を弾いてゴールネットを揺らした。ユニフォームを脱いで雄叫びを挙げるバロテッリに飛びついて喜ぶイタリアイレブン。メキシコの反撃を断ったイタリアが白星発進をして、日本との第2戦を迎えることになった。

[写真]後半33分、イタリアはバロテッリが決勝ゴール

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