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監督解任のシュツットガルト、ELプレーオフで敗退…酒井高は出番なし

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[8.29 ELプレーオフ第2戦 シュツットガルト2-2リエカ]

 ヨーロッパリーグ(EL)のプレーオフ第2戦が29日、各地で行われ、DF酒井高徳の所属するシュツットガルト(ドイツ)はホームでリエカ(クロアチア)と対戦し、2-2で引き分けた。2試合合計3-4となり、プレーオフでの敗退が決定。公式戦6試合連続先発中だった酒井だが、新監督初陣でベンチスタートとなり、最後まで出番がなかった。

 ブンデスリーガで開幕3連敗を喫したシュツットガルトは26日にブルーノ・ラッパディア前監督を解任し、U-17チームの監督を務めていたトーマス・シュナイダー氏が新監督に就任。公式戦4連敗で迎えた初陣だったが、その船出は厳しいものとなった。

 前半30分、リエカの単純なロングボールに対し、GKとDFの呼吸が合わずにまさかの衝突。こぼれ球をFWベンコに押し込まれ、先制を許した。敵地での第1戦を1-2で落としていたシュツットガルトはこれで2戦合計1-3と2点ビハインドの状況に。それでも失点から4分後の前半34分、MFクリスティアン・ゲントナーが体勢を崩しながら右足ミドルを狙うと、これが相手GKのタイミングをうまくズラし、ゴールネットを揺らす同点ゴールとなった。

 2試合合計2-3と1点差に追い上げて折り返した後半は一進一退の攻防が続き、両チームともにチャンスをつくった。互いになかなか決め切れなかったが、後半30分、シュツットガルトはMFイブラヒマ・トラオレが個人技で右サイドを突破。そのままPA内まで切れ込むと、折り返しがDFマリッチのオウンゴールを誘い、2-1と逆転に成功した。

 2試合合計スコアでも3-3の同点に追いつき、勢い付いたかに見えたシュツットガルトだったが、後半アディショナルタイムにまさかの幕切れが待っていた。前がかりになっていたところでトラオレのバックパスが弱くなり、ボールを奪われると、そのままカウンターからMFムヤノビッチに決められ、万事休す。2-2の引き分けで2戦合計3-4となり、EL本戦への出場を逃した。


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