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[MOM752]川口北MF福山海斗(1年)_「奪うのが好き」な“守備職人”完封貢献

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[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[2.9 埼玉県新人大会1回戦 熊谷0-1川口北 西武台G]

「守備の方が好き。奪うのが好きなんです」と言い切る“守備職人”だ。熊谷に完封勝利した川口北の森田洋正監督は攻撃的な選手が揃う中盤の中でチームを支えた1年生MF福山海斗を評価。「ボールを取る能力が高い」という1年生に対し、現役時代に高校日本一を経験している指揮官は、期待を込めて自身が高校時代につけていた番号「16」を背負わせている。

 対戦した熊谷は縦へのスピードが速い好チーム。福山は「スピードがあって、裏を狙ってきたのでフリーで縦に蹴らせないことを意識して、できれば(自分のところで)取ることを考えてやりました」。縦へボールを運ばれることを警戒しながら、中盤のバランスを取り、なおかつ鋭いチェックでボールを奪って攻撃につなげた。

 SBからボランチへ転向してきたばかり。現在は「ボランチやり始めたばかりなので、ボランチの選手を誰でも見るようにしています」と他の選手たちからボランチの動きを学んでいる。そして少しずつボランチのコツ、楽しさも実感してきている。「相手がどこへパス出すのか先読みしてボールを奪うことを意識している。ボール取ってFWやサイドへ上手くつなげた時が嬉しい」

 進学校であり、サッカーも強いという理由で川口北へ進学してきたという福山。目標は「個人としては試合に出続けることでチームとしては全国大会に行くことです」。ボランチとしてより自分のプレーを高めて、チームの勝利につなげる。

(取材・文 吉田太郎)

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