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大宮に先制されるも、4点を挙げた川崎Fが逆転勝利

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[7.28 J1第19節 川崎F 4-1 大宮 等々力]

 10位・川崎フロンターレが等々力陸上競技場に14位・大宮アルディージャを迎えた一戦は、4-1とホームの川崎Fが持ち前の攻撃力を見せつけた。

 両チームの新加入選手に注目の集まった一戦。川崎Fの風間八宏監督は、長男でもあるMF風間宏希と二男のFW風間宏矢をスタメンで起用した。一方の大宮は新加入のFWズラタンをベンチでスタートさせている。

 立ち上がり、攻勢に出たのは大宮だった。前半1分にMF渡邉大剛のシュートをGKが弾いたところにFWチョ・ヨンチョルが詰めて、ゴールネットを揺らす。しかし、チョ・ヨンチョルの位置がオフサイドと判定され、得点は認められない。それでも大宮は同19分、ケガで出場の危ぶまれていたMFカルリーニョスが左サイドから上げたクロスにFW長谷川悠が合わせて、1-0と敵地で先制する。

 ここまでチャンスをつくれていなかった川崎Fだが、前半23分にMF中村憲剛が放ったミドルシュートを機に反撃に出る。そして前半ロスタイムにもMF楠神順平がドリブル突破からシュートを放つが、ボールはGKの正面に飛びキャッチされる。このまま大宮のリードで終わるかと思われたが、中村が強烈なミドルシュートを叩き込み、川崎Fが前半のうちに試合を振り出しに戻した。

 後半に入ると、川崎Fが大宮を圧倒する。後半1分にはFW小林悠がPA内で、昨季までのチームメイトである大宮DF菊地光将に倒されて、PKを獲得。これを小林が自ら決めて、2-1と逆転に成功する。攻め手を緩めない川崎Fは、同24分にも最終ラインの背後でボールを受け、PA内までボールを運んだ風間宏矢の折り返しを、中村がDFを引き付けてダイレクトで左サイドへ。フリーになった楠神が確実にゴールネットを揺らし、川崎Fが3-1とリードを広げた。

 川崎Fは後半26分にも、途中出場のFWレナトが、緩い大宮の守備を単独で突破して、豪快なゴールを突き刺した。ここ4試合無得点だった川崎Fだが、この試合では攻撃陣が爆発。4-1と大宮を一蹴した。

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