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オズマール完封の竹内、失点を反省も結果重視を強調

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[9.2 J2第32節 千葉2-1福岡 フクアリ]

 ジェフユナイテッド千葉にとってこの試合一番注意しなければいけない相手だった。今夏加入し、2試合連続得点中だったFWオズマールをマッチアップしたDF竹内彬が完封した。

 いきなり危ないシーンは迎えた。前半2分、竹内はミスからオズマールにボールを奪われると、ゴール前までボールを運ばれる。GKと1対1の状況となるが、櫛野が飛び出してセーブし、難を逃れた。

「スピードがある選手というのは聞いていた。ただ自分が思っているよりスピードがあった。でも開始10分以降は慣れたというか、相手の感じが分かったので、対処出来たんじゃないかなと思います」

 竹内も言うように、その後はオズマールの存在感は徐々に消えていった。逆に試合が進むにつれ、千葉の誇るDFは強固なものとなっていった。だが残念ながら、リードを奪ってからの試合運びに課題が残った。

「失点の前の10分ぐらいからボールに行けなくなった。そこで時間を与えて案の定やられたんで、そこはやっぱり2-0のまま試合を進めていくことをやっていきたい」

 負けが込んだ夏場だが、ようやく復調の気配が漂い始めた。「今の時期は勝ち点3が最優先。詰めていくところは詰めてしっかり進めていきたい」。残り10試合。竹内は何よりも結果が重要であることを分かっている。

(取材・文 児玉幸洋)

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