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10人の大宮は横浜FMとスコアレスドロー

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[9.29 J1第27節 大宮0-0横浜FM NACK]

 15位大宮アルディージャはホームで8位横浜F・マリノスと対戦し、退場者を出しながらも、0-0で引き分けた。連勝は2でストップ。勝ち点1を上乗せするに留まった。一方の横浜FMは4戦ぶりの無得点で連勝はならなかった。

 立ち上がり、最初にチャンスをつくったのは大宮だった。前半13分、右サイドをオーバーラップしたDF村上和弘がPA右まで仕掛けて右足シュート。これは惜しくも左ポストを叩いた。同19分には横浜FMが決定機。DFドゥトラのパスに左サイドへ抜け出したFW齋藤学がマイナスの折り返し。ゴール正面のFW小野裕二がシュートを放つも、クロスバー上へ大きく外れた。

 その後は齋藤や小野を起点に横浜FMが試合のペースを握る。しかし果敢に仕掛けるものの得点にはつながらない。前半40分には相手のミスを突いてのカウンターからPA左へ小野がドリブルで仕掛け、自らシュートを放ったが枠を外れた。対する大宮はMF東慶悟が積極的にミドルシュートを狙ったが、GKに阻まれた。0-0で前半を折り返す。

 後半に入ってもスコアは動かない。カウンターから大宮が決定機を迎える。PA左へ抜け出たFWノヴァコヴィッチがシュートを打つもクロスバーを叩く。すると後半18分にはアクシデント。ドリブルで仕掛けた齋藤を後方から追ったFWズラタンが倒してしまう。このプレーで警告を受けると、前半45分にもイエローカードをもらっていたため、これが2枚目となり退場。大宮が10人となり、数的不利に立たされた。

 その後は1人多い横浜FMが猛攻を仕掛ける。齋藤が左サイドから仕掛け、こぼれを拾った小野がシュートを狙うも枠を捉えることはできない。ゴール前でセカンドボールを拾い、幾度もシュートを放っていったが、GK北野貴之が奮闘。あと一歩のところでゴールを許さなかった。シュート数では15本と大宮の5本を大きく上回った横浜FMだったがゴールは遠く。0-0で試合は終了。勝ち点1を分け合った。

 試合後、大宮のベルデニック監督は「きょうのゲームのなかでは、ここ2試合でみせていたような攻撃を示すことができなかった。戦うことはしっかりできたが、ロングパスが多かったために我々の求めるような試合にはならなかった」と憮然とした表情。「相手も多くのチャンスをつくったので、勝ち点1を取れたのはラッキーではあったのかとは思う」と冷静に振り返った。

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