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降格が迫る痛い敗戦…17位新潟は約2か月ぶり複数失点で完敗、鳥栖は連敗を3で止める

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[10.27 J1第30節 新潟0-2鳥栖 東北電ス]

 サガン鳥栖が敵地でアルビレックス新潟を2-0で下した。連敗を3で止めた鳥栖は勝ち点を44に伸ばして8位に浮上。ACL圏内の3位浦和との勝ち点差を4とした。対する6戦ぶりの敗戦を喫した新潟。8月18日の広島戦以来の複数失点を喫し、J1残留へ向け、痛い1敗となってしまった。

 鳥栖の誇るホットラインが、不審にあえぐチームを救った。まずは前半3分、MF水沼宏太がふんわりとした浮き球パスをゴール前に上げると、FW豊田陽平が絶妙なトラップでボールをおさめる。豊田はあわてることなく左足でゴールに押し込み、早い時間帯に先制に成功する。さらに同38分、またしても水沼が右サイドからクロスを上げると、ゴール前で豊田がドンピシャヘッドで合わせて、リードを広げた。

「(1点目は)宏太がシュートではなくパスを選択してくれた。(2点目も)クロスボールが僕のほしいところに来てくれた。全員で取ったゴールだと思います」。試合後は気持ちのいい汗を拭った豊田。この日の2ゴールで今季の通算ゴール数を14とし、同数で並んでいたウイルソン(仙台)と前田遼一(磐田)を一気に突き離し、単独2位に浮上した。

 対するホームでふがいない敗戦を喫してしまった新潟。2点ビハインドで迎えた後半開始からFW酒井宣福、FW鈴木武蔵という若い2人を投入し、何とか得点を奪いに行ったが、最後までゴールネットを揺らすことはなかった。J1は残り4試合。新潟にとっては9シーズン連続で守り続けてきたJ1の座だが、降格という現実が少しずつ迫ってきた。

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