beacon

2位京都が敗戦、自動昇格の2位争いは残り2戦で再び混戦に

このエントリーをはてなブックマークに追加
[10.28 J2第40節 北九州2-0京都 本城]

 2位京都サンガF.C.が敵地でギラヴァンツ北九州に0-2で敗れ、3試合ぶりの黒星を喫した。延期となっていた25日の徳島戦(4-2)から中2日でのアウェー連戦。3連勝でJ1復帰に王手をかけたかったが、痛恨の敗戦で連勝は2で止まった。3位湘南が勝ったため、勝ち点差は「1」に。残り2試合となり、自動昇格となる2位争いは再び混沌としてきた。

 前半8分、MFチョン・ウヨンが直接FKを狙うなど積極的な入りを見せた京都。前半16分には高い位置でのMF福村貴幸のインターセプトから最後はMF中村充孝が右足で狙ったが、シュートはゴール上に外れた。同19分にもMF工藤浩平が細かいパス交換からPA内右に飛び出すが、角度のない位置から狙ったシュートは右ポストを直撃。逆に北九州も前半23分、左CKに合わせたFW常盤聡のヘディングシュートは右ポストを叩いた。

 0-0で折り返した後半6分、北九州がセットプレーから均衡を破る。MF木村祐志の左CKに後半から出場のFW林祐征がニアサイドで相手GKと競り合うと、中央に流れてきたボールが京都DF安藤淳の頭に当たってゴールマウスに吸い込まれた。

 まさかのオウンゴールで先制を許した京都。後半11分にはDF黄大城に代えてFW宮吉拓実を投入し、攻撃の枚数を増やす。同21分、中村のラストパスから宮吉が右足でシュートを狙うが、ゴール上へ。同26分にはFW原一樹もピッチに送り込み、攻勢を強めた。

 ところが、思わぬミスから2失点目を喫してしまう。後半30分、北九州はMF竹内涼が前線にパスを送ると、DFのクリアミスに竹内が自ら詰め、安藤からボールを奪って右足でシュート。2-0と突き放し、試合を決定づけた。

 2点ビハインドとなり、追い込まれた京都は必死の反撃に出るが、後半44分の宮吉の左足ボレーもクロスバーを直撃。最後まで1点が遠く、零封負けを喫した。3試合ぶりの黒星で3位湘南に勝ち点1差まで詰め寄られた京都。それでも、自力での自動昇格の可能性はまだ残っている。残り2試合の相手は福岡、甲府。この日の敗戦を引きずることなく、ラスト2連勝で2位の座を守り切りたい。

TOP