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大宮、11戦連続不敗でリーグ戦終了

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[12.1 J1第34節 清水0-0大宮 アウスタ]

 9位・清水エスパルスと前節J1残留を決めた13位・大宮アルディージャとの一戦は、0-0のスコアレスドロー。大宮はリーグ戦11戦連続不敗でシーズンを終えた。

 試合はホーム最終戦を白星で飾りたい清水が序盤からプッシュ。だがアフシン・ゴトビ監督が「正直言って、フラストレーションが溜まる試合だった。数人の選手たちが今日は良いパフォーマンスを見せてくれたが、他の選手たちは平均以下だった。状況を改善しようとしたが、ラストパスの判断や精度が今日も足りなかった」と振り返ったように、思うような展開へ持ち込むことができない。

 清水は前半30分、左ショートコーナーからDFカルフィン・ヨン・ア・ピンがヘディングシュート。37分には右クロスにMF小林大悟が飛び込むがゴールを破ることが出来ない。一方の大宮もMFチョ・ヨンチョルやMF東慶悟がシュートへ持ち込むが決定機をつくることが出来なかった。

 ハーフタイムには清水のゴトビ監督から「プレーを恐れているぞ。もっとボールを欲しがれ。終戦だ。すべてを出せ! しっかり闘ってこい!」と激が入るが、試合のテンポは上がらない。清水はMF杉山浩太がミドルシュートを放ったほか、FW鍋田亜人夢が強引にシュートへ持ち込もうとするなど流れを変えようとしたが、無得点。大宮も後半は交代出場のFW長谷川悠のシュート1本に終わった。
 
 大宮によるとベルデニック監督は0-0で終わった試合について「我々は長い期間にわたって緊張を保つ戦いを強いられてきた。そこから解放され、もう一度同じように集中する状況に至らなかったのかもしれない」と反省。ただ東は「ずっと負けないでここまできて、今日もアウェーで引き分けたのは収穫だったと思う」と前向きだった。8月25日のJ1仙台戦(1-3)を最後に負けがない大宮は、天皇杯も含めて13戦連続不敗のまま川崎Fとの天皇杯4回戦(12月15日)に臨む。

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