beacon

大勝劇の口火を切る先制点、千葉DF大岩「何にも考えずに打った」

このエントリーをはてなブックマークに追加
[3.31 J2第6節 千葉6-1北九州 フクアリ]

 昨年3月25日の徳島戦(3-0)で2得点を挙げて以来のゴール。ジェフユナイテッド千葉のDF大岩一貴にとってはちょうど1年ぶりの嬉しい今季初ゴールとなった。

 前半4分だった。右サイドを抜け出したDF米倉恒貴がクロスを上げると、DFに当たったボールが大岩の足もとにこぼれる。「いいところにこぼれてきた。何にも考えずに打ったら入ったので良かった」。大勝劇の口火を切るゴールを突き刺した。

 前節のG大阪戦(1-1)で今季初スタメンの座を手にした。鈴木淳監督が「前への推進力が欲しかったこともありますが、出場機会をうかがって非常にしっかりとしたトレーニングをしてくれていた」と評価しての起用だった。G大阪戦でも積極的な攻撃参加を見せていたが、この日はゴールという形で結果を残してみせた。

「練習ではやるだけだと思っていますが、ただ負けたくないという思いはあります。見ててもらえたことは嬉しいですが、自分としてはやることをやるだけだと思っています。自分は結果を残し続けないと試合に出れませんし、そういう意味ではチームが勝つことを常に考えてプレーしています」

 中央大在籍時にはU-22日本代表に選出され、ロンドン五輪最終予選を戦った。本大会は惜しくもバックアップメンバーにとどまったが、ルーキーイヤーだった昨年も33試合に出場した。飛躍を誓う年。「今年全部出たかったですけど、最初出れなかった。これからはしっかり出続けられるように、頑張りたい」。まだまだ始まったばかり。今年こそチームをJ1に導いてみせる。

(取材・文 児玉幸洋)

TOP