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ケンペスが4発と大爆発!!北九州に大勝の千葉が今季ホーム初白星

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[3.31 J2第6節 千葉6-1北九州 フクアリ]

 ジェフユナイテッド千葉が大勝で今季ホーム初白星を飾った。ホームにギラヴァンツ北九州を迎えた一戦。千葉は開始4分にDF大岩一貴が先制ゴールを突き刺すと、その後、新助っ人のFWケンペスが4得点と大爆発。後半44分にはMFジャイールが2試合連続弾を決めて、千葉が6-1で快勝をおさめた。千葉の6得点は昨年5月の町田戦以来となった。

 3連続引き分け中の千葉。前節、アウェーのG大阪戦(1-1)からDF高橋峻希とMF佐藤勇人が欠場。代わってDF米倉恒貴が右SBに入り、ボランチではMF兵働昭弘が開幕戦以来のスタメン出場。FWケンペスもスタメンに復帰した。
 北九州は前節の山形戦(1-2)からスタメン3人を変更。DF田中優毅、MF八角剛史、そして開幕戦以来の復帰を果たしたFW大島秀夫をスタメンで起用した。

 試合はいきなり動いた。前半4分、ジャイールが中央でボールをキープ。右サイドのスペースにスルーパスを出すと、オーバーラップした米倉が深い位置までえぐりクロス。DFに当たるが逆サイドでこぼれ球を拾った大岩が右足で押し込み、千葉が先制に成功した。さらに同15分、今度は左サイドからCKのチャンスを得ると、ジャイールのキックをケンペスがドンピシャヘッドで合わせて、たちまちリードを2点に広げた。

 その後もペースを握ったのは千葉。北九州の激しいプレーに場内からブーイングが飛ぶ場面もあったが、イレブンは落ち着いて試合を進める。前半41分にゴール前で得たFKをジャイールが強烈シュートで直接狙う。これはGK武田博行に弾きだされたが、迎えたロスタイム、ジャイールの左クロスを走り込んだケンペスが右足で合わせる。GKの正面を突いてしまうが、勢いのままこぼれ球を押し込み、圧倒的優位な展開に持ち込んだ。

 勢いづいた千葉は後半に入っても止まらない。開始1分、PA内右でボールを受けたケンペスがDF2人に付かれながらも左足を振り抜く。綺麗な弧を描いたシュートがゴール左隅に突き刺さり、ケンペスはハットトリックを達成。さらに同16分には左サイドからジャイールがFKを蹴ると、ファーサイドのDF山口智が頭で合わせる。これはゴールライン上でDF宮本亨に間一髪クリアされるが、こぼれ球をケンペスがダイレクトで蹴り込み、さらにリードを広げた。

 後半22分にMF鈴木修人にミドルシュートを決められ、北九州に1点を返された千葉だが、その後は北九州の攻撃を落ち着いてかわし、反撃を許さなかった。逆に同35分には右クロスに飛び込んだケンペスがゴールネットを揺らすが、これはオフサイドで取り消された。だが同44分、右サイドから米倉が粘ってクロスを上げると、ジャイールが頭で合わせて、大勝に花を添えた。

(取材・文 児玉幸洋)

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