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被シュート3本で決勝点献上の浦和、森脇「100%、僕が悪い」

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[4.27 J1第8節 浦和0-1清水 埼玉]

 悔やんでも悔やみ切れなかった。浦和レッズは圧倒的なボール支配率で完全に試合を支配しながら1点を奪えず、逆に相手のワンチャンスでゴールを許した。失点シーンでロングフィードから最後はFWバレーに振り切られたDF森脇良太は自責の念に駆られていた。

「食らいついていきたかったけど、気づいたら転げていて、そのあとのことは覚えてない。あそこで踏ん張って、抑えられなかった自分が情けない。最後、壁になるのが僕の仕事。100%、僕が悪い。あそこを抑えていれば、何の問題もなかった」

 前半からボールポゼッションを高め、清水を押し込みながら最後の攻め手を欠いた。サイドでは比較的、フリーでボールを持てたが、ゴール前を固める清水守備陣をこじ開けられなかった。被シュートは3本。そのうちの1本を得点につなげられた。

 守備陣としては、これ以上の悔しさはない。失点に絡んだ森脇とすれば、なおさらだ。「相手のワンチャンス、一発のパスで崩された。悔しい敗戦だし、受け入れがたい結果。同じ負けでも、受け入れがたい」。森脇はそう言って唇をかんだ。

(取材・文 西山紘平)

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