beacon

6戦ぶり敗戦の松本・反町監督、5勝5分5敗に「パチンコで言えばフィーバー」

このエントリーをはてなブックマークに追加

[5.19 J1第15節 千葉1-0松本 フクアリ]

 松本山雅FCは19日に行われた敵地でのジェフユナイテッド千葉戦を0-1で落とした。4月17日のG大阪戦(0-1)以来、6戦ぶりの黒星を喫した試合だったが、反町康治監督は「負けるにしても、どう負けるかが大事。きょうの関してはグッドルーザー」と選手たちの踏ん張りを称えた。

 だが厳しさも見せた試合だった。2試合ぶりに最前線で先発起用したFW長沢駿のパフォーマンスが悪いと見るや否や、前半38分に“懲罰交代”。「ボールが収まらないだけではなく、してほしいプレーが出来ていなかった」と厳しい言葉も並べた。

 15日に第10節の延期分の東京V戦(0-0)を戦っていた松本。中6日で迎えた千葉と比べ、コンディション面で多少の影響が懸念された。ルーキーMF飯尾竜太朗を初先発させるなど、先発メンバー3人を入れ替えて臨んだ。ただ結果は後半32分にMF谷澤達也に得点を許し、0-1敗戦。「偶然チャンスを作るチームと、必然でチャンスを作るチームの違い。最後は選手層の差が出てしまった」。得点の匂いも感じさせていた時間帯だっただけに、踏ん張りきれなかったことを悔やんだ。

 今季のJ2も3分の1の15試合が終わった。成績は5勝5分5敗。「パチンコで言えばフィーバー」と笑わせた同監督だが、「いい試合が出来るようになってきている。今日みたいに新しい選手が入った中でもいい試合になるということは、チームの方向性が間違っていないという証拠。継続してスキルアップさせていきたい」と手ごたえも口にしていた。

(取材・文 児玉幸洋)

TOP