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東京Vが2点差ひっくり返す逆転劇、後半ロスタイムに18歳中島が決勝点

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[8.4 J2第27節 福岡2-3東京V レベスタ]

 東京ヴェルディはアウェーでアビスパ福岡と対戦し、3-2の逆転勝利を飾った。2点ビハインドの状況から後半45分に追いつくと、後半ロスタイムに途中出場のFW中島翔哉が劇的な決勝点。前節・G大阪戦(3-3)も後半ロスタイムのゴールで引き分けに持ち込んだ東京Vが2試合ぶりの勝利を挙げ、5戦負けなし(3勝2分)となった。

 先にリードを奪ったのは福岡だった。前半26分、FW石津大介の強烈な左足ミドルで先制すると、同36分にもゴール前のこぼれ球を石津が右足で蹴り込み、追加点。2-0とリードを広げ、前半を折り返した。

 後半に入ると、東京Vが攻勢を強める。後半15分には右サイドを抜け出したMF森勇介の折り返しをMF飯尾一慶が右足で流し込み、1点を返した。福岡は直後の16分、MF金久保順の右足ミドルがクロスバーを直撃。3点目を決め切れず、終盤にまさかの展開が待っていた。

 後半33分に中島を投入した東京Vは同43分にもJデビューとなるルーキーのMF安在和樹をピッチに送った。すると後半45分、右サイドでパスをつなぎ、MF西紀寛からパスを受けた中島の折り返しがDFに当たってこぼれる。これに反応した森が豪快に右足を振り抜き、同点弾。さらに後半ロスタイム、FW高原直泰のスルーパスに抜け出した中島が左足を振ると、シュートはDFに当たってゴールマウスに吸い込まれた。

 高校3年生だった昨年10月21日の栃木戦で18歳59日というJリーグ史上最年少となるハットトリックを達成した中島だが、今季はこれが初ゴール。途中出場で2得点に絡んで後半45分からの逆転劇に貢献し、「難しい展開だったけど、勝ててよかった。得点シーンは、尊敬する人からパスをもらえた。それを決められたのはよかった」と、アシストの高原に感謝しながら謙虚に喜んでいた。

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