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1641日ぶりのA代表、体張ってピンチ守った水本「アピールし続ける」

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[8.15 キリンチャレンジ杯 日本1-1ベネズエラ 札幌ド]

 1641日ぶりのA代表のピッチだった。ザックジャパン初選出となったDF水本裕貴が後半開始から出場。わずか2日間の練習だけでいきなりの実戦となったが、「選ばれたからには試合に出る準備をしていた。久しぶりだったけど、責任感と自信を持ってやろうと思っていた」。08年2月17日の東アジア選手権・北朝鮮戦(1-1)以来、4年半ぶりの国際Aマッチ。08年夏の北京五輪でも一緒にプレーしたDF吉田麻也とCBでコンビを組んだ。

 後半立ち上がりからベネズエラの速いプレッシャーと勢いのある攻撃に押し込まれたが、後半5分のMFセイハスのシュートには体を張ってブロック。「シュートコースを切ろうと思って、うまく体に当たった」と、決定的なピンチを防いだ。アルベルト・ザッケローニ監督も「水本は今日がこのチームで初めての試合という中で非常によくやってくれた」と高く評価。「DFラインは及第点以上の出来だったと思う」と語った。

 9月11日のW杯アジア最終予選・イラク戦(埼玉)はDF今野泰幸、DF栗原勇蔵が出場停止となる。代表定着へ、9月6日のキリンチャレンジ杯・UAE戦(東北電ス)を含めてどこまでアピールしていけるか。「評価は監督が決めること。自分は初めて呼ばれたので、アピールし続けるしかない。チームの力になるように、自分の力を出していきたい」と、力強かった。

(取材・文 西山紘平)

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