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エジノ来日初ゴール&柿谷公式戦連発、C大阪が鹿島下し首位通過

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[5.22 ナビスコ杯第7節 C大阪2-1鹿島 金鳥スタ]

 すでにグループリーグ突破を決めているB組2位セレッソ大阪と同1位鹿島アントラーズの対戦は、C大阪が2-1で競り勝ち、逆転での首位通過を決めた。C大阪は公式戦3連勝を飾り、これで公式戦8試合負けなし(4勝4分)。対鹿島戦勝利は、10年8月21日のJ1第20節(1-0)以来となった。

 試合はいきなり動いた。前半2分、MF枝村匠馬のロングボールから公式戦7試合ぶりの先発出場となったFWエジノが相手DFを体でブロックし、左足でシュート。豪快にゴールネットを揺らし、幸先よく先制点を奪った。

 鹿島もMF柴崎岳を中心に徐々に攻勢を強める。すると前半21分、その柴崎の縦パスで攻撃のスイッチが入り、FW大迫勇也がMF中村充孝とのワンツーからシュート。GKキム・ジンヒョンの右足に当たって股間を抜けたボールは枠を外れるかと思われたが、後方から勢いよく走り込んだFWダヴィが頭で押し込み、試合を振り出しに戻した。

 同点に追いついた鹿島は前半28分、ハーフウェーライン付近でDF前野貴徳がインターセプト。ドリブルでゴール前まで持ち込み、絶妙なタイミングでダヴィにスルーパスを通したが、GKとの1対1から狙ったダヴィのシュートは惜しくもゴール右に外れた。

 一方のC大阪も前半36分、相手のパスをインターセプトしたFW柿谷曜一朗が「前半だったから思い切って行こうと思った」と、ドリブルで一気に駆け上がり、PA内から右足でゴールに流し込んだ。2得点を挙げた18日のJ1柏戦(3-1)に続くエースの公式戦2試合連発弾で勝ち越しに成功し、2-1で前半を折り返した。

 もう一度追いつきたい鹿島。後半5分、MF野沢拓也が大迫とのワンツーからシュートを狙うが、ゴール上へ。同半36分には柴崎からダヴィとつないで最後は大迫がシュート。同40分にも柴崎の縦パスをMF本山雅志がダイレクトでつなぎ、途中出場のMF遠藤康が狙ったが、枠を捉え切れなかった。後半ロスタイム、大迫のミドルシュートをGKが弾いたところにダヴィが詰めるも決め切れず。最後までC大阪の粘り強い守備をこじ開けられなかった。

 結局、前半のリードを守り抜いたC大阪が2-1で逃げ切り、逆転での首位通過を決めた。先制点のエジノは、これがうれしい来日初ゴール。家族の見守る前で待望のゴールを決め、「自分のゴールが勝利につながってうれしい。家族の前で得点を取れて、勝てたことが何よりの幸せ」と、スタンドを見つめながら笑顔で語っていた。

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