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首位・仙台は赤嶺の復帰弾で追いつく、G大阪は公式戦4戦勝ちなし

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[5.12 J1第11節 G大阪1-1仙台 万博]

 前節・清水戦(0-1)で初黒星を喫した首位ベガルタ仙台は敵地でガンバ大阪と対戦し、1-1で引き分けた。先制点を奪われるも故障明けのFW赤嶺真吾のゴールで追いついた。勝ち点1を手にしたとはいえ、3戦勝ちなし(2分1敗)となると2位・清水との勝ち点差は2差のままとなった。対するG大阪は、公式戦4戦勝ちなし(1分3敗)となった。

 仙台は故障明けのFW赤嶺真吾が4試合ぶりに先発復帰。FWウイルソンと2トップを組んだ。また左SBではDF田村直也が先発した。対するG大阪はGK木村敦志が2戦連続でゴールマウスを守り、前線ではFWパウリーニョが7戦ぶりの先発出場。FW佐藤晃大と2トップを務めた。

 前節を互いに無得点で終えているチーム同士の一戦。なかなかスコアは動かない。それでも前半18分にはG大阪がチャンスを迎える。センターライン付近から素早いリスタート。パスを受けた佐藤が前線へスルーパスを送る。抜け出たパウリーニョがグラウンダーのミドルシュート。これはポスト右へ外れていった。同26分にはMF遠藤保仁が左サイドへ絶妙なスルーパス。飛び出したMF寺田紳一がドリブルで中央へ切れ込み、シュートを狙うがGKに弾かれた。

 前半終了間際の40分にもG大阪がチャンスメイク。寺田の横パスを受けた遠藤が前線へロングボールを入れる。MF倉田秋の放ったシュートはクロスバー上へ外れていった。対する仙台は前半なかなか思うようなプレーをみせることはできず。前半26分にはドリブルで持ち込んだMF関口訓充がPA手前へ走り込んだ赤嶺へパス。赤嶺がダイレクトでシュートを狙うが枠を捉えることはできなかった。0-0で前半を折り返した。

 試合が動いたのは後半だった。先にチャンスをつくったのはG大阪だった。後半3分、パウリーニョが右サイドへパス。MF明神智和のシュートは枠を外れた。同9分には仙台が決定的な場面を迎える。ドリブルでキープした関口が前線へスルーパス。抜け出したMF太田吉彰の右足シュートはポスト左を叩く。互いに1点が遠い。

 それでも後半17分、左サイドでパスを受けた倉田が佐藤へパス。佐藤がポストプレーで身体を張るとDFを引きつけて、走り込んできた倉田へボールを戻す。倉田が右足で放ったコントロールショットがゴール右へ決まった。公式戦3戦連続無得点だったG大阪が先制に成功した。

 負けられない仙台はすぐにベンチが動く。後半26分、MF富田晋伍と太田に代えてMF梁勇基とMF松下年宏を投入。2枚の交代カードを切った。するとこの交代が功を奏した。中央でボールを受けたMF角田誠が左サイドへ展開。抜け出した梁がドリブルで仕掛けるとクロスを入れる。飛び込んだ赤嶺がゴール正面からヘディングシュート。4戦ぶりに先発復帰した赤嶺が今季5点目を沈め、1-1に追いついた。

 後半36分、G大阪は寺田とパウリーニョに代わって、MF武井択也とMF阿部浩之を投入。対する仙台は後半38分に最後の交代枠を使い、ウイルソンに代わってFW柳沢敦をピッチへ送り出した。

 ロスタイム4分にはG大阪が最後の力を振り絞る。遠藤のスルーパスに抜け出したDF藤春廣輝がシュートを狙うがDFにクリアされた。獲得した左CKを遠藤が蹴り込むが、DFがクリアしたところで試合は終了。勝ち点1を分け合った。

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