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浦和は仙台を追い詰めるも1点が遠く…指揮官は「アンラッキーだった」

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[6.23 J1第15節 浦和0-0仙台 埼玉]

 勝ち点1に納得しながらも満足することはできなかった。首位・仙台との上位対決に0-0で引き分けた浦和レッズ。後半は試合の主導権を握り、再三、決定機をつくった。後半1分にはMFマルシオ・リシャルデスの右足ミドルが右ポストを直撃し、同14分のMF梅崎司のヘディングシュートはクロスバーに弾かれた。

「後半は仙台より我々の方がいい試合をできた。バーに当たったシュート、ポストに当たったシュート。我々はチャンスをつくったが、アンラッキーだった」。ペトロヴィッチ監督は1点が取れなかったことを悔やんだが、「相手は去年4位で、今は首位のチームだった。浦和は昨シーズン、(J2に)落ちそうだったチーム。シーズンが変わって4、5か月でトップを走れるわけではない。我々は最近6試合負けていない。それが正しい道を進んでいることを示していると思う」と、首位チーム相手の勝ち点1を評価した。

 負傷のMF平川忠亮に代わって今季リーグ戦初先発となったMF宇賀神友弥は「相手の守備は堅いイメージがあったし、まだまだそれをこじ開けるだけの力はないんだなと感じた」と、スコアレスドローという結果を受け入れる。積極的な攻撃参加から何度もチャンスに絡んだが、「仕掛けながら他の選手が見えていて、逆に安全な方に行ってしまった。縦への突破も織り交ぜられればよかった」と反省。「ゴールを狙う積極性を出しながらカウンターも抑えられた。そこまでピンチらしいピンチもなかった」。試合内容に手応えを感じながらも、だからこそ「できれば勝ちたかった」というのが本音だった。

(取材・文 西山紘平)

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