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気持ちを切り替えるC大阪・清武「あと2試合しかない」

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[6.23 J1第15節 F東京 2-0 C大阪 味スタ]

 言葉少なにミックスゾーンを後にした。0-2で敗れ、リーグ戦で今季3度目となる連敗を喫したセレッソ大阪のMF清武弘嗣は、悔しさを露わにしながら「また試合がすぐにあるんで、切り替えます」と前を向いた。

 チャンスをつくれなかったわけでは、ない。前半7分にラインを割りそうになったボールを左サイド深くから折り返した場面を皮切りに、チャンスを演出した。同35分にもPA内のMFキム・ボギョンにスルーパスを通すなど、決定機はつくったが、得点にはつながらなかった。後半22分にCKの流れからつかんだシュートチャンスも、GK権田修一の正面を突き、同34分にベンチに下がった。

 F東京のDF森重真人は「何本か得意な動きでチャンスをつくられた。でも、キヨなら、もっとできると思う」と口にした。清武自身も「自分よりチームなので。何も言えないです」と、チームに勝ち点3を与えられなかったことを悔しがった。

 7月1日からはブンデスリーガのニュルンベルク所属となる清武にとって、国内での残り試合はナビスコ杯・鳥栖戦(27日)とリーグ・浦和戦(30日)のみ。「あと2試合しかないので。全力を出して頑張れればいいかなと思います。とりあえず集中します」と、翌週に控えているホームゲームに、気持ちを切り替えた。

(取材・文 河合拓)

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