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山形が首位返り咲き、J2は首位から5位まで勝ち点1差の大混戦

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[6.24 J2第21節 山形1-0徳島 NDスタ]

 J2第21節は24日、各地で11試合を行った。全42節の長いシーズンも折り返しを迎え、4試合ぶりの勝利を飾ったモンテディオ山形が3節ぶりに首位に返り咲いた。前節終了時点で首位に立っていた東京Vは愛媛に1-3で敗れ、3位に後退。2位千葉と3位湘南の上位対決も1-1の引き分けに終わったため、4位だった山形が一気に首位に浮上した。山形は勝ち点41。千葉、東京V、湘南、大分が同40で並び、首位から5位まで5チームが勝ち点1差にひしめく大混戦となっている。

 ホームに徳島ヴォルティスを迎えた山形は後半13分、右サイドをオーバーラップしたDF小林亮がMF宮沢克行からパスを受け、一気に駆け上がる。ゴールライン際までえぐり、PA内に進入すると、そのまま角度のない位置から右足でゴールに流し込んだ。

「相手を振り切って中に上げようかと思ったけど、シュートを打ったらGKの股を抜けるんじゃないかと思った」という技ありの今季初ゴール。その後も徳島の反撃を跳ね返し、後半39分にはFW萬代宏樹のシュートがポストを直撃する好機もつくった。

 そのまま1-0で完封勝利。2日の鳥取戦(5-1)以来、4試合ぶりの勝ち点3を手にし、首位の座にも返り咲いた。「ここ最近、勝ちがなかなか拾えなくて、厳しい試合が続いていたけど、みんなが今日の試合にかける気持ちを持っていた」。そう胸を張った小林は「まだ折り返しに来たばかり。首位に立ったとかは関係なく、1試合1試合、気持ちを込めて戦っていきたい」と気を引き締めていた。

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