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浦和がJ1開幕戦のリベンジ!広島に3発快勝

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[6.27 ナビスコ杯第7節 浦和3-0広島 埼玉]

 ナビスコ杯グループリーグは27日、最終節を行い、A組ですでに敗退の決まっている5位・浦和レッズ対6位のサンフレッチェ広島戦は、浦和がFWデスポトビッチの先制ゴールなど3-0で快勝した。浦和はグループ4位、広島は同6位で今季のナビスコ杯の全日程を終えた。

 J1開幕戦(3月10日)では0-1で敗戦。浦和が3か月半ぶりの再戦を3-0で快勝した。序盤よりシュートチャンスをつくっていたのは広島。前半5分、MF清水航平の左クロスをMF大崎淳矢が頭で合わせ、7分にはMF森崎浩司の左足FKがDFに当たってゴールを捉えた。33分にもDFファン・ソッコの強烈な右足ミドルがゴールマウスをかすめた。

 だが、浦和は前半43分、左サイドから持ち上がったDF槙野智章がDFのギャップを突くスルーパス。絶妙なタイミングでPAへ走りこんだMF柏木陽介が左足ダイレクトで折り返すと、ニアサイドでDFの背後を取ったFWデスポトビッチが右足ダイレクトでゴールへ押し込んだ。

 広島はFW佐藤寿人に代えてFW平繁龍一、浦和は槙野と柏木に代えてFW田中達也とMF阿部勇樹を投入した後半、ホームの浦和が広島を突き放す。18分、阿部が中央から放ったFKを左ファーサイドから飛び込んできたDF野田紘史が浦和での初ゴールとなるヘディングシュートを押し込み、2-0。森崎浩の左足ミドルがゴールポストを叩くなど追撃できない広島に対し、浦和は35分にもデスポトビッチのスルーパスからU-19日本代表MF矢島慎也が左足でゴールを破り、3-0で勝利した。

 浦和によるとペトロヴィッチ監督は前日会見で「あの当時と今との違いは、奪ってから攻撃を仕掛けていくところ。奪ってから早く攻撃を仕掛けていくところは、当時の浦和と今の浦和とでは、違いがある。今は奪ってからの速さというものがあるし、選手は危険なフリーランニングができている。そこは初戦で広島と戦ったときとの違いであると思います。最初の頃よりも危険なところに走り出せるという部分で、我々は前進しています」と話していたという。この日はともに直近のリーグ戦から先発の半数以上を入れ替え、ベストメンバーではなかったが、それでも成長を印象付けた浦和の意地の勝利だった。
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