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新潟GK東口奮闘、FW登録3選手投入の執念見せるも…鹿島相手にドローに終わる

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[6.30 J1第16節 新潟1-1鹿島 東北電ス]

 アルビレックス新潟はホームに鹿島アントラーズを迎えた。序盤、鹿島の圧力に押され気味の新潟は前半17分にFWドゥトラに決められ、先制を許す。しかし同37分にワンチャンスを生かしてFWミシェウがゴールを奪い同点とした。終盤新潟は交代選手すべてFW登録の選手を投入するなど勝利への執念を見せたが届かず。試合は1-1のドローに終わった。

 先制は鹿島だった。前半17分、DF新井場徹からのスルーパスに反応したロンドン五輪日本代表候補のFW大迫勇也がマイナスに折り返す。受けたドゥトラがターンしながらDFをかわし右足一閃。鮮やかな連携をみせて鹿島が先制に成功した。

 だが前半のうちに新潟も追いつく。「まずは相手の嫌がることをしよう。相手の背後を突いていこう」。試合前にこうアドバイスを送ったという柳下正明監督の指示通りの攻撃で新潟に同点ゴールが生まれる。前半37分、DF鈴木大輔が入れた縦パスが相手に当たり右サイドのDF村上佑介に渡る。村上は迷わずドリブルでDFの裏を突くと、ゴール前にグラウンダ―の早いボールを入れる。するとミシェウが鹿島のCBの2人の間をすり抜けて、ワンタッチでゴールに流し込んだ。

 しかしその後はお互い勝ち越し点を奪えなかった。新潟は後半に入ると、20分にFW平井将生、23分にFW鈴木武蔵、36分にはFW矢野貴章とFW登録の3選手を投入し、ピッチ上にFWブルーノ・ロペスを含めたFW4選手で勝ち越し点を奪いに行ったがスコアは動かせず。守備陣もGK東口順昭がビッグセーブを連発するなど奮闘したが、試合はそのまま1-1の引き分けに終わった。

 試合後柳下監督は「東口は体を張ってくれた。ただ得点1が問題。落ち着いてボールを回せるようにはなっているが、確実にフィニッシュで終わるプレーを徹底しないといけない」と鹿島相手にみせた内容に及第点を与えつつも、反省することも忘れていなかった。

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