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オーロイ負傷でメンバー外のアクシデント、千葉は徳島に破れる

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[4.30 J2第9節 徳島1-0千葉 鳴門大塚]
 
 ジェフユナイテッド千葉は開幕3連勝がかかった試合で勝利することはできなかった。敵地で徳島ヴォルティスと戦い、0-1で敗れた。

 アクシデントが痛かった。試合開始前のウォーミングアップ中に、FWオーロイが内転筋を痛め、突然の離脱。急遽、ベンチスタートの予定だったMFマット・ラムが先発に入り、ベンチにはDF藤本修司が入った。前節のF東京戦(3-0)では2得点1アシストの活躍をみせ、今季全6得点を演出しているFWの不在が響いた。

 今季初先発を果たしたFW青木孝太が奮闘をみせたが、1点が奪えなかった。前半16分、左CKからのボールに頭で合わせたが、クロスバー上方へ外れた。同34分にはMFマット・ラムの右クロスに青木が頭から飛び込んだが、これも枠を捉えることはできなかった。

 チャンスをものにできずに、スコアレスで後半へ突入すると、後半18分、右サイドを突破してきたFW柿谷曜一朗をDFマーク・ミリガンがPA内で倒してしまい、PKを献上。これをFW島田裕介に決められて、先制点を奪われた。その後はMF深井正樹が左サイドから幾度も突破を仕掛けて、好機をつくるがゴールは奪えず、0-1で終了。開幕戦の北九州戦も前節・F東京戦も3-0の完封勝利を収めていた千葉だったが、PKで今季初の失点を喫すると、追いつくことができなかった。

 一方、勝利した徳島は、前節の水戸戦(1-2)でも直接FKからゴールを挙げていた島田が、冷静にPKを決めた。開幕戦以来の白星獲得に、島田は試合後のテレビインタビューで「風邪が強い中での試合で、セットしたボールが動いたりして難しかった。チームが勝ったことが本当に嬉しい」と笑顔で話していた。

(文 片岡涼)

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