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千葉は4連勝中の鳥栖と3-3ドローで5戦未勝利

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[9.11 J2第27節 千葉3-3鳥栖 フクアリ]

 4位ジェフユナイテッド千葉はFW深井正樹の2得点などでリードを奪うもサガン鳥栖に追いつかれ、3-3で引き分けた。これで5戦勝ちなし(3分2敗)となり、首位・F東京との勝ち点差は4に開いた。一方、鳥栖の連勝は4でストップするも、勝ち点1を手に入れ、暫定ながら5位へ一つ順位を上げた。

 激しい点の取り合いとなった。前半37分、MF村井慎二のFKはDFに弾かれるが、こぼれを拾った深井がシュート。深井の6戦ぶりゴールで千葉が先制した。さらに同40分、左クロスからDFのクリアを拾った深井が豪快な左足ボレー。2点差にリードを広げた。しかし4連勝中の鳥栖も意地をみせる。前半終了間際のロスタイム2分、PA外右で獲得したFK。DF木谷公亮がゴール左隅へ突き刺し、1点を返した。千葉の1点リードで前半を折り返す。

 後半に入り、先手を取ったのは、またも千葉だった。後半11分、DF坂本將貴のPA内へのパスは相手DFに当たる。しかし、こぼれを拾ったMFファン・ゲッセルがPA外から右足を一閃。豪快なミドルシュートはゴールネットへ突き刺さり、千葉が3-1と再び2点差に広げた。

 なんとか追いつきたい鳥栖は猛攻を仕掛ける。すると後半23分、FW豊田陽平がPA内右から放ったシュートはGKに弾かれるが、こぼれを途中出場のMF國吉貴博が押し込み、1点差に詰め寄る。その後も國吉を起点にチャンスを演出。諦めずに果敢に仕掛け続けた。終了間際の後半45分、右CKからのボールはファーサイドへ流れる。最後はPA内右の國吉がシュート。放ったボールはDF呂成海に当たるとコースが変化。そのままゴールネットへ吸い込まれ、同点弾が生まれた。3-3で試合は終了。上位対決は勝ち点1を分け合った。

 千葉によるとドワイト監督は「初めの10分と最後の10分は、いいプレーが出来ていなかったが、それでも、70分間は素晴らしいゲーム内容だった」とコメント。5戦勝利のない状況にも「全体的に見れば、勝てる試合だったと思っている。最後の10分間だけを見れば、このスコアになってしまったのも納得できるゲーム内容だった」と引き分けという結果を受け入れた。

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